計測技術
計測技術を活用し、様々な分析・検査および計測装置の校正も行っています。
分析・検査
製造において、製品の品質保証に必要となる様々な検査が実施できます。一部の検査については、専門の外部の機関の認証を取得しています。
表面処理液分析
(化学分析、塩水噴霧等)(注)
航空宇宙用金属材料の表面処理工程において、各処理液の性状および同一行程で作製した試験用供試体の耐食試験で分析結果を確認します。
強度検査
(静的強度、疲労試験等)(注)
航空機に使用される金属材料および複合材料の強度値(引張、圧縮、曲げ、疲労、せん断、引剥がし等)を取得します。
塗料結果分析
(比重、粘度、塗膜光沢等)(注)
航空機に使用される塗料の物性(密度、粘度、光沢、密着性等)を測定します。
また、塗装品の耐食性・耐候性を評価します。
金属材料検査
(金属組織、結晶粒度、硬さ等)(注)
正常な金属組織(結晶粒等)であるか、材料欠陥(介在物や割れ等)はないか、加工時の欠陥(溶接割れ等)はないか等の金属内部の品質を確認します。
接着結果分析(接着剤樹脂目付け等)
航空機で使用される非金属材料の物理試験を実施し、目付重量、硬化速度、硬化後の硬さならびに接着強度試験用供試体の製作を実施します。
シーラント検査
(硬化度合い、耐環境性、強度等)
主に航空機の燃料タンクのシール材に使われるシーラント材料について、硬化速度の確認や耐燃料模擬液による強度評価を実施します。
清浄度検査(ロケット機体、製造設備)
燃料タンクおよび配管類等のロケット部品や製造設備、試験に使用するガスをサンプリングして異物の大きさや数、水分量、油分量を検査します。
ロケット機体の清浄度検査
- 外部認証を取得:
JIS Q17025(ISO/IEC17025)機械・物理試験、化学試験
Nadcap 独立ラボ(材料試験、化学試験)ボーイング社認証、ボンバルディア社認証
試験計測装置の校正
試験で使用する計測機器は製品の品質を保証するため、定期的に校正(計測機器の精度を確認する行為)が必要です。
当社は校正サービスについてJIS Q 9100 品質マネジメントシステムの外部認証を取得しており、社外企業からのご依頼にも対応しています。
又、ISO/IEC 17025【電気(直流・低周波)】の要求を満足している校正機関として認定されており、JCSS認定シンボル付校正証明書を発行できます。
(JCSS : Japan Calibration Service System 計量法校正事業者登録制度)
校正可能な主要計測器
- マルチメータ
- データレコーダ/データロガー
- クランプテスタ
- オシロスコープ
- 温度/湿度計
- 加速度センサ
- 圧力変換器
- DCアンプ、チャージアンプ等の各種アンプ
- ファンクションジェネレータ
- キャリブレータ
- 電圧・電流発生器
- 温度センサ
- 変位計
- マイクロホン/騒音計 等
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事業紹介
お問い合わせ・ご相談窓口
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