解析・シミュレーション
解析・シミュレーションで得られる結果の精度は解析対象や使用環境を正しくモデル化できるかに依存します。
これまで蓄積した高度な解析技術を活用して、製品開発期間の短縮、軽量化、最適形状の決定、および製造コスト削減などに貢献しています。
表は横にスライドしてご覧いただけます。
分野 | 主な使用ツール |
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強度解析 振動解析 |
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流体解析 伝熱解析 |
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制御系解析 シミュレーション |
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その他 |
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強度解析
スクロール圧縮機の強度解析
圧縮機構部のスクロール歯には冷媒の高低圧差による力が作用します。強度解析により発生応力を予測し、各部の形状を決定します。
プロペラファンの強度解析
プロペラファンの使用環境条件を設定し強度解析を行うことで、プロペラファンを固定している中心部分(ボス部)の最適な形状を決定します。
振動解析
室外機外板の周波数応答解析
室外機には圧縮機の振動、運搬時の振動などが加わります。周波数応答解析により加振周波数を変化させ、変位振幅、振動モード、応力を求めます。
流体解析
家庭用ルームエアコンの流体解析
流体解析によりエアコン内部の流れや、エアコンから吹き出される冷風(温風)の流れについて風速、圧力、温度分布などを予測し各部品の最適形状を決定します。
圧縮機内部流れ(粒子軌跡)
圧縮機で圧縮された冷媒内には一定の割合で潤滑油が存在し、冷媒と共にシステム内を循環しています。流体解析により潤滑油の挙動を予測し、各部品の最適形状を決定します。
燃焼・伝熱解析
カーエアコンの伝熱解析(車室内の温度分布)
伝熱解析では空間の解析モデルを作成し、エアコンから吹き出される冷風(温風)による車室内の温度分布予測を行います。
これにより、各吹き出し口から吹き出される風量(配風)の最適化を行います。
制御系解析
エアコンの制御系解析
制御ロジックを図形で表現し、機械設計者にも容易に理解できる制御ソフトウェア(図形言語プログラム)を搭載して空調機を制御しています。エアコンシミュレーションモデルに組み込んで制御性を評価でき、開発期間の短縮、信頼性向上に効果があります。
シミュレーション
エアコンの性能シミュレーション
エアコンに搭載されている圧縮機、熱交換器、配管、膨張弁など全ての構成部品の諸元をモデル化、数値化して、空気温度、冷媒温度・圧力、冷媒循環流量、制御機器、空調能力、消費電力など、エアコンの挙動をシミュレーションします。
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