開発試験
製品開発において、各種開発試験を担当しています。
空調機快適性評価試験
家庭用エアコンの快適性評価試験では、試験室内に一戸建てを模擬した居住スペースを設置し、エアコンの起動から室内温度が安定するまで温度変化を多点計測し、任意の時間における室内の温度分布を可視化することで制御性の向上を図っています。
デフロスト(霜取り)評価試験
カーエアコンの重要な機能の一つに、フロントウィンドウの霜取りがあり、フロントウィンドウに付いた霜は、エアコンを起動させた後、所定の時間内に除去する必要があります。
開発段階では、エアコンのデフロスト性能をCFD解析により予測します。
下図は、CFD解析と実車によるデフロスト評価試験の結果を比較したものです。
時系列で比較した場合、CFD解析結果と試験結果では同様の結果となっており、CFD解析により予測可能であることがわかります。
解析結果と試験結果の比較
音響・振動試験
冷熱機器における騒音発生源の特定や、振動モードの同定などにより、低騒音・低振動化を図るとともに、数値解析へのフィードバックを行い、シミュレーション技術の精度向上に貢献しています。
- 音響・振動測定技術
- 音源探査技術
- 振動モード解析技術
ブロワファンの風量計測試験
空調システムにおける送風機の一つであるブロワファンの空力性能は、圧力(全圧・静圧)と風量の関係(P-Q特性)で表すことが出来ます。風量計測装置に対象となるブロワファンを取り付け、圧力と風量を同時多点計測し、P-Q特性を取得することにより、ブロワファンとしての性能を評価します。
EMC(注)試験(電磁両立性試験)
電気・電子機器は、他の製品と同じ環境に混在していた場合においても、正しく動作する必要があります。
よって、ノイズ・シミュレータにより、連続するノイズを模擬、印加させ製品の耐力を計測し、製品が正しく動作することを確認します。
- EMC:Electromagnetic Compatibility
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