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老齢LNG船向け 分散制御システム換装工事 受注

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三菱重工マリンマシナリは、三菱重工業長崎造船所にて建造されたLNG船2隻における分散制御システム(以下、DCS:Distributed Control System)の換装工事を受注しました。それぞれ2026年4月、8月の納入に向け設計・製造を進めています。
当社ではLNG船に搭載されているボイラ・タービンの制御装置(ボイラACC BMS : Automatic Combustion Control Burner Management System、タービンMTRCS : Main Turbine Remote Control System)を長期的に安全に運用いただくため、老朽化した制御システムの換装を推奨しています。
DCS制御を採用しているLNG船について、DCSの供給元によるサービスサポート終了や換装が困難な場合においては、DCS組込型の統合装置を適用している当社のボイラ・タービンの制御装置の独立化工事でも対応可能ですが、それのみでなく、国内DCSメーカーと協力の上、DCS組込型の統合装置一体の換装を提案を開始しております。
LNGはカーボンニュートラルの実現に向けたトランジッションエネルギーとして注目されています。
当社は、LNGの海上輸送を担うLNG船への主機プラント制御装置を数多く納入しており、世界で運航する当社機器の保守管理に積極的に取り組んでいます。
国内外のエネルギー資源の安定した海上輸送の維持に向け、当社はこれまで培ってきた経験と技術により、お客様の要望に合わせた制御装置改造及び換装のソリューションを引き続き提供して参ります。
お問い合わせは、[email protected] まで。

               老朽化したDCS装置