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三菱重工マリンマシナリは、セルフフリーティング方式(注1)のケーブルエンジンの製品化に向けた基本設計を完了しました。
当社は1967年より海底ケーブル敷設船に搭載するナイフライニングフリート方式(注2)のケーブルエンジンを納入していますが、昨今、海底ケーブルの細径化に伴いケーブル敷設・改修工事における安全面がますます重要視されており、細径ケーブルの巻取り、繰出しにより適したセルフフリーティング方式の需要の高まりに応えるべく開発に着手、3Dモデルによる動作解析検討や模擬試験装置による検証も通じこのたび基本設計を完了しました。 また当社ケーブルエンジンを採用頂いているお客様向けに、さる12月には模擬試験装置の見学会も開催しております。
今後、2023年からの本格的な販売に向けてセルフフリーティング方式ケーブルエンジンの製品化を進めて参ります。
(注1)
ドラム表面に巻かれるケーブルが重ならないように捌く機能をドラム本体に内蔵した方式。ケーブルを捌く機構(セルフフリーティング機構)をドラム表面に設けている。
(注2)
ドラム表面に巻かれるケーブルが重ならないようにドラム外部から機器(フリーティングナイフライニング)を押し当てながらケーブルを捌く方式。