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混焼ドンキーボイラMC-EFシリーズの初号機受注

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三菱重工マリンマシナリは小容量・混焼焚きのドンキーボイラMC-EFシリーズ初号機を2型式受注しました。
1つは海外造船所建造のLNG燃料焚きコンテナ船向けMC-80EF、もう1つは国内造船所建造のLNG燃料焚き自動車運搬船向けMC-50EFです。

小容量・混焼焚きのMC-EF型ボイラは2021年度に開発を完了したもので、先に開発したタンカー向け中容量のシリンドリカル型ボイラ(25t/h ~ 35t/h)を小型化、二元燃料に対応したものです。

LNG燃料船で要求されるBoil Off Gas(以下、BOG)の処理量に対応できるように蒸発量で5t/h ~ 8t/h(BOG処理量で322kg/h~516kg/h相当)のレンジをラインアップしています。

本ボイラは燃料タンクから出てくるBOGをフリーフロー状態で、安全にボイラで処理できるような設計としています。また、ガスバルブユニット(GVE : Gas Valve Enclosure)も、国際ガス燃料船安全コード(IGFコード)を満足する形で、お客様に供給されます。

尚、今回受注した両案件のボイラは日本の株式会社丸金佐藤造船鉄工所にて製作されますが、今後の海外造船所向けは主に中国ライセンシーのCSSC Jiujiang Boiler Co., Ltd.で製作していくこととなります。

LNG燃料船は、海事産業の脱炭素化に伴う船舶の燃料転換において、アンモニア・水素等の燃料が実用化されるまでのつなぎとして、今後も需要が増加していくことが予想されます。 当社は大容量のみならず、小容量のボイラにおいてもお客様のニーズに適った製品を提供していけるよう対応していきます。