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三菱重工マリンマシナリと2022年にMET過給機の製造・販売ライセンス契約を締結した株式会社三井E&S(社長:高橋 岳之氏、本社:東京都中央区、以下、三井E&S)が、このたびライセンス初号機となるMET66MBII及びMET42MB過給機を完成しました。
今回完成した過給機2台は、三井E&Sで製造中の舶用主機関6G80ME-C10.6-EGRTCに搭載予定です。
同機関では2台の過給機を組み合わせたシーケンシャル過給仕様(注1)を採用しています。
三井E&Sは今後、他型式のMET過給機でもライセンス生産を拡充していく予定です。
三菱重工マリンマシナリと三井E&Sは、次世代に向けた舶用エンジンと過給機ビジネスのさらなる発展に向けて連携を図っていきます。
(注1) シーケンシャル過給仕様:
1機関当り複数台の過給機を搭載した機関で、低負荷時の排気ガス量が少ない際に片側の過給機に排気ガスを集中させて過給圧を上昇して効率改善し、高負荷時は全ての過給機が稼働するという切替えを行うことにより、幅広い負荷域で効果的に過給を行う仕様
三井E&S製過給機 MET42MB (左)およびMET66MBII(右)