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セルフフリーティング方式ケーブルエンジン
初号機出荷

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三菱重工マリンマシナリは、2025年2月にセルフフリーティング方式(※1)のケーブルエンジンの初号機を引き渡しました。
2020年よりセルフフリーティング方式ケーブルエンジンの研究開発に着手、3Dモデルによる動作解析や模擬装置による徹底した事前検証を経て、このたび初号機が完成したものです。
従来のケーブルエンジンにはフリーティングナイフ方式(※2)が採用されており、乗組員はドラムに巻かれた ケーブルを機側にて常時監視しながらフリーティングナイフを操作するため安全面への配慮が必要でした。
また、フリーティングナイフが常時ドラム表面に巻かれたケーブルと接触しているため、ケーブルの被膜を損傷 させるリスクがありました。
一方、現在の主流であるセルフフリーティング方式は、ドラムに取り付けられたフリート機構によりドラムに巻き付けられたケーブルは自動でフリートされるため、ケーブルを機側で常時監視する必要がなくなりました。
そのため操作性が向上、ケーブルを損傷させるリスクも低減します。
当社は引き続きあらゆるニーズに沿った製品を提供できるよう取組んでいきます。

引き渡し前のケーブルエンジン