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UASC発注の世界最大のLNG燃料対応可能 コンテナ船の性能効率改善に貢献

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三菱重工舶用機械エンジンは、United Arab Shipping Company(UASC)が建造する世界最大のLNG燃料対応コンテナ船に最新鋭の主機排熱回収システムを納入し、効率改善に大きく貢献しました。

当社は排熱回収システムSTG(Super Turbo Generating)システムを納入する他に、当社のこれまで培ってきた知見を活かし、造船所である現代重工グループや他の機器メーカとのコーディネータとしての役割を果たしました。また、主機用の高効率過給機及び舵取機も納入しています。

現在、UASCは15000TEU及び18800TEUの2船型を建造中ですが、15000TEU積みのA-15クラス船型(11隻)の1番船は2014年11月に就航。続いて、18800TEU積みのA-18クラス船型(6隻) の1番船"Barzan"の命名式典が、現代三湖重工業株式会社にて、本年4月30日に執り行われ、無事引き渡されました。当社はいずれの船型にも当社最新鋭の主機排熱回収システムを納入しており、減速運航時においても高い熱効率を得られる最適設計としています。また、いずれのLNG燃料対応コンテナ船は新しい環境基準EEDIにも対応した船舶であり、IMOの定める2025年EEDI規制である燃費低減30%をさらにクリアして50%低減できる見込みです。

当社はこれからも世界的に求められる高い環境性能のニーズに応えるべく、さまざまな親環境製品を海運/造船業界に提供して参ります。