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Fast Ferries, Stena Rederi AB向け フィンスタビライザ レトロフィット工事完了

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三菱重工舶用機械エンジンは自主開発の引込式フィンスタビライザをフェリー、RORO船等に供給しており、1989年の初号機以降、国内外に延べ177台納入しておりますが、今般、初のレトロフィット工事を受注/納入し、追設工事を終えた本船が無事就航しました。

レトロフィット案件は、ギリシャCyclades Fast Ferries Shipping Company(FAST FERRIES)の保有するフェリーFAST FERRIES ANDROSとスウェーデンのStena Rederi AB保有のRORO船STENA ALEGRAの2隻向けで各々2015年7月にドックでの追設工事、海上運転を終え就航しました。

FAST FERRIES ANDROSはギリシャのラフィーナ港とエーゲ海のアンドロス島、ティノス島、ミコノス島などの各離島を結ぶ航路で運航しており、従来はフィンスタビライザを搭載しておりませんでしたが、航海中の揺動を緩和することを目的としてフィンスタビライザを追設するレトロフィット工事が決まり弊社よりMR-1型を納入致しました。

STENA ALEGRAはStena Rederi ABがニュージーランドの海象の悪い海域で運航を計画されていた船主への転売を目的として同様にレトロフィット工事が決まり弊社よりMR-2型を納入致しました。

2隻ともドックでの追設工事、就航後の運用とも順調で、計画通りの効果を発揮しております。当社では、今後とも就路変更やサービス向上のためのフィンスタビライザ追設案件に積極的に対応して参ります。

なお、今回のレトロフィット案件の発注主であるギリシャFAST FERRIESのオーナーにインタビューを行い2016年4月発行のMEET NEWS第9号にインタビュー記事を掲載の予定です。

主要目

搭載船 FAST FERRIES ANDROS STENA ALEGRA
型式 MR-1 MR-2
羽根面積 5 7
重量 ton 26 39
出力 kW 22 37