Mitsubishi
Heavy
Industries
INTRODUCTION
[ 03 - FUTURE ]

[ 未来 ] 三菱重工が
目指す姿

社会から必要とされ続け、
持続的な成長を実現するために。

グローバル市場の
メガトレンドへ適合する

エネルギー
供給問題

気候
変動問題

少子高齢化
熟練者の減少

そのためのキーワード
社会的価値変化への対応
エナジートランジション

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、組織を横断したグループ内外の連携により、エナジートランジションを促進します。

機械システムの進化に対応
社会インフラのスマート化

既存分野の強みと機械システムの知能化により、物流・CASE・コールドチェーン・電化コンポーネントなど、成長性の高いモビリティ等の領域で事業の拡大を目指します。

具体的な挑戦

水素エコシステムの構築

水素だけを燃やす
発電所向け大型ガスタービンの開発

燃焼においてCO₂を排出しないクリーンなエネルギーである水素。水素発電はそのクリーンさと豊富な存在ゆえ、電力需要の増加と地球規模の環境問題という2つの課題の解決に向けた次世代の技術として有力な選択肢です。
三菱重工では、水素社会の実現を見据えて早くから水素ガスタービンの開発に取り組んでいます。既に水素燃料30%混焼技術は確立、現在は、100%水素専焼、高効率発電に向けて技術開発を進めています。

水素エコシステムの構築

究極のクリーンエネルギー
燃料電池の本格展開

CO₂排出量の削減と電力の安定供給を両立させていくために。三菱重工は、実効性のある技術として、空気中の酸素(O2)、都市ガスから作った水素(H2)や一酸化炭素(CO)を利用し発電する固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)複合発電のシステム開発に取り組んでいます。
既に⾼温作動形のSOFCと、マイクロガスタービンを複合した⾼効率発電システム「MEGAMIE」を実用化し、商用機第一号を納入。従来の発電システムより高い効率・質、少ない燃料で電気をつくるシステムを実現すべく、技術開発を進めています。

CO₂エコシステムの構築

日本IBMとCO₂流通を可視化する
デジタルプラットフォームを構築

クリーンな地球環境の保全に正面に取り組むために。三菱重工は日本IBMと協力し、デジタルプラットフォーム「CO₂NNEXTM」(以下、コネックス)の構築を目指しています。現状では貯留や転換利用と選択肢が限られているCO₂の流通をコネックスで可視化・整流化することにより用途の選択肢を広げることが可能に。たとえば、CO₂を販売したいエミッターと購入したい需要家をマッチングさせ、工業や農業、燃料などの新用途に対する供給も実現できることからCO₂活用の裾野が広がり、全ステークホルダーが一丸となって地球環境保護に貢献できる世界観を生み出します。
2社それぞれの強みを生かし2021年より、デジタルプラットフォームの実証実験に向けたコンセプト実証を開始し、具体的に検討を進めています。

社会インフラのスマート化

高度自動運転の本格的普及に先駆け、
先進的自動搬送ロボット事業を展開

三菱重工グループは、フランスのベンチャー企業であるスタンレーロボティクス社と協働し、国内初の先進的自動搬送ロボット事業の展開を目指しています。高度自動運転の本格的普及に先駆け、ショッピングモール、大型複合ビル、空港などに自動搬送ロボットによる自動バレーパーキングサービスの提供を通じて、限られた駐車場スペースの効率的な利用を可能に。駐車場が見つからない、駐車場が遠いといったストレスから解放され利便性が大幅に改善するだけでなく、完成車搬送の面では、自動車工場内、港湾などにおける24時間365日の稼働を可能とし、熟練ドライバー不足問題の解消や低コストで安全な搬送を実現します。脱・低炭素社会の実現に向けて、発電プラントの役割は多様化しています。お客様からの、社会からの要請に応えるべく、私たちは発電システムの完全な自動化、そして環境の変化に対応した最適運転を実現することを目指しています。

地球上のすべての人が
快適に、安全で、笑顔で
暮らせる社会をつくるための
経済発展と環境負荷軽減の両立
という課題解決に貢献する。

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