三菱重工マリタイムシステムズ株式会社
艦船製造部
艦船技術課 武器・特水チーム
2019年入社
大学院 工学研究科 物質環境化学修了
一枚の鉄板から巨大な船が出来上がるまで。
製造管理として全ての工程に携われる醍醐味。
現在の仕事内容と役割
艦船製造部は、艦艇・巡視船、大学等の実習船などの新造、修繕工事における製造技術全般を担当する部署で、私はその中でも武器の担当をしています。工事予定の作成から始まり製造現場における安全・品質・工程管理、操業計画等の管理、製造技術向上のための施策立案や新技術導入計画、社内外関係者との調整を行っています。
入社の理由
前職では、水質や大気などの環境監視計測器の保守点検業務を行っていました。様々な現場に足を運ぶことは面白味がありましたが、業務自体がルーティン作業になってしまい、自分が成長するためにはと考えた時に、転職を視野に入れるようになりました。
転職先選びの条件は、大きく二つ。一つ目は、スケールの大きな仕事をしたいということ。２つ目は、現場に近い仕事だということ。当社の製造管理の仕事は、この２つの条件に合致し、さらに「造船」という他では得られない貴重な経験ができるということで入社を決めました。
入社後は「製造管理」として、新造や修理の工程管理や現場の安全管理、品質管理などを行っています。ちなみに、１隻の艦艇を造るプロジェクトでも、製造管理のチームは船体や機関、電気などの分野で分かれており、私は武器を担当しています。
やりがいを感じる瞬間
この仕事の醍醐味は、一枚の鉄板から巨大な船が出来上がるまで、すべての工程にかかわることができるということ。最終的には、完成した船へ実際に乗り込み太平洋まで航行し、船の中で寝泊まりして試験を行います。自分がかかわった船が、海に浮かぶ瞬間を初めて見た時は、言葉で言い表せないくらい感動しました。
また、携わる船が艦艇や巡視船だということで、ニュースでも取り上げられやすく、各地で活躍する姿を見るたびに、国防の一端を担っているという誇りを感じることができます。
こういったやりがいのある環境で現在チャレンジしていることは、語学力の向上。他国艦艇を修理する機会もあるため、チャンスがあれば自ら手を挙げられるように英語力にも力を入れています。