#02
WORK&
PERSON
INTERVIEW

事業部門の伴走者として、
成果の最大化に貢献するために、
真のHRの専門家へ成長したい。

大倉 卓也
TAKUYA OKURA
人事
#人事
HRマネジメント部
名古屋HRビジネスパートナーグループ
[2019年入社]
社会科学部社会学科卒
※内容は取材当時のものです

学生時代、打ち込んでいたこと、
そして三菱重工への入社理由を教えてください。

高校までは部活動に打ち込んでおり、大学では塾講師や飲食店のアルバイト、ゼミ活動、海外旅行など、幅広くいろいろなことを全力で楽しんでいました。特にタイ・インドなどを縦断する旅をした際に、日本の当たり前が他の国では当たり前ではないと感じたことが、後の就職活動に影響したと思っています。特にインドへの滞在中、夜に突如起こる停電や数時間待つことが当たり前ともいえる列車遅延を経験し、身をもって日常生活における社会インフラの重要性を痛感しました。この出来事を通じて、私はそれまで漠然と世界規模で貢献できる企業を志望していましたが、その中でも社会インフラの面から貢献したい思いが強くなりました。最終的には工場見学や、先輩社員との面談を通じて、ものづくりの圧倒的なスケールと社員が誇りを持って働いている姿に心惹かれて、入社を決めました。

現在所属されている、名古屋HRビジネスパートナーグループでは、
どのような職務を担当されていますか。

私の勤務している名古屋航空宇宙システム製作所では、防衛・宇宙、航空機など三菱重工を象徴する事業部門が配置されており、私たちはHR領域における事業部門の伴走者として、事業成果の最大化に貢献する役割を担っています。その実現のため、事業部門における戦略パートナーとして、HR関連業務のオペレーションのみならず、各事業部門へのHR施策の提案、組織開発の支援などを遂行しています。また、事業部門からは日々様々な「人」や「組織」に関する相談を受けますが、それら問題の解決に速やかに対応することもミッションの一つです。

現在の職種において、
特に印象に残っている取り組みについて教えてください。

社員向けの研修の一環として、他社との合同研修を主担当として企画・運営したことです。三菱重工は組織規模の大きさや事業の特性上、日ごろ社内メンバーや限られた関係先とのやり取りが中心となるが多く、社員の目線は社内に向きがちです。そのため、入社後一定期間経過した若手~中堅社員を主なターゲットに、自身の士気向上や内省のきっかけとなる機会を提供したいと考え、この研修の企画に至りました。名古屋地区において他社の社員を含んだ社員研修を実施したことはなかったため、私にとっては大きな挑戦でした。三菱重工が本研修に込めたい思いだけではなく、他社の思いも尊重しながら、両社の描く研修の姿を一致させていく必要があり、何度も議論を重ね研修プログラムを作り上げました。
最終的な研修テーマは「2050年に自分がありたい姿」。その姿を具体的にするためには、自身の根底にある価値観と向き合い、仕事と自分の関係を見つめ直し、未来の理想の姿を描く必要があります。それを参加者に言語化してもらうことを通じて日常では気づかない自身の姿や思いを再認識する試みでした。他社の社員と接することで参加者自身が新たな発見や気付きを得ると共に、こうした取り組みを組織の活性化のきっかけにしたいという狙いもありました。結果として、参加者からは概ね好評を得ましたが、本当に事業にとって価値あるものだったのかどうか、実施後も検証を重ねています。今後も、研修に留まらず、日々の業務の中で、事業部門から求められるHRのあるべき姿を追求していきたいと考えています。

仕事のやりがいはどのようなところに感じますか。

世の中は「人」で動いており、それぞれの想いや行動が重なり合い社会を作っています。それは企業も同様で、事業活動のベースは「人」にほかならず、人材育成をはじめ、エンゲージメントの向上や就業環境の整備が極めて重要と考えています。その部分に深く関わるのが現在の仕事であり、人や組織の可能性を引き出すための施策検討や、事業部門からの相談対応といった職場環境の改善業務は特にやりがいを感じています。今後、HRが会社を牽引していけるような、より頼りがいのあるHRへ進化していきたいと思っています。

これから実現したいこと、ご自身の夢をお聞かせください。

HRの領域は非常に多岐にわたります。人材育成等イメージしやすい業務のほかにも、人材の獲得を行う採用業務や、労働組合との労使協議、人事面の課題を解決するサポートなど、粘り強い取り組みが必要な業務もあります。私がこれまで経験してきた領域はHRの領域全体からすると僅かかもしれませんが、今後も日々、事業に貢献できることは何か?を意識してHRの分野で知識・経験を積むことで、真のHRの専門家になりたいと考えています。将来的には、三菱重工が、魅力ある企業、世界から注目される企業であり続けられるよう「人」・「組織」の面で、より貢献できる人間に成長していきたいと思っています。

PERSONAL DATA

プライベートは二児の父親として専ら、家族との時間を楽しむ主義。2022年に名古屋に転勤となって以降、キャンプや海水浴などを楽しむほか、最近では家庭菜園にもハマっている。
BACK TO INDEX