#07
WORK&
PERSON
INTERVIEW
PERSON
世界中でプラントをつくり、
人々の生活を
豊かにしていきたい。
エンジニアリング総括部
土建エンジニアリング部
化学プラント土木建築グループ
[2008年入社]
工学研究科都市基盤環境工学専攻修了
三菱重工を志望した
きっかけをお聞かせください。
学生時代はバックパッカーに憧れ、アジア、南米、アフリカなどを一人で回っていました。そのとき、多くの現地の人々に助けられ、このような貧しい国のために、自分に何ができるのだろう、と考えたのです。最初は海外支援などを行っているNGOで働くことも考えましたが、やはり自分の学んできたことを活かし、なおかつ世界に貢献できる仕事がしたいと思うようになり、選んだのが三菱重工でした。
ちなみに就活の面接中にそういう話をしたところ、ちゃんと聞いてくれたのは三菱重工だけでした。そんな学生の夢物語にもしっかり付き合ってくれた三菱重工は、ほんとうにいい会社だなあと思いました。
仕事では海外へ行くことが多いそうですね。
はい。入社後は一貫してプラントの土木・建築設計の仕事に就いていて、建設地はほとんどが海外です。私はこれまで主にポーランド、マレーシア、シンガポールの案件を担当しました。ポーランドのプロジェクトでは設計者として現地に約1年赴任し、マレーシアのプロジェクトでは日本国内で設計に約2年携わりました。
現在担当しているシンガポールのプロジェクトは主担当としてサブコン(現地工事業者)の調整までするので、これまでも何度か打ち合わせに行きましたし、工事が始まれば現地に駐在することになっています。
入社してから建築の勉強をはじめ、
一級建築士の資格を取得されたと伺いました。
大学では土木工学専攻だったのですが、三菱重工では化学プラント内にある、建築物も含めた土建設計を担当するので、建築については入社後に勉強を始めました。仕事をしながら時間をつくって試験の準備をする毎日は大変だったものの、それでも3年かかって一級建築士の資格が取れたときは本当にうれしかったですね。そして、いろいろな面で応援してくれ、助けてくれた上司や先輩、同僚たちには感謝しています。
ご自身が現在、課題としていることをお聞かせください。
今、自分自身で課題としているのは、仕事の品質を高めていくことです。国際市場でプラントビジネスを展開していくにはコスト競争力が大事ですが、同時に品質による差別化も重要になります。多くの工業製品を見れば分かるように日本製のものは品質が高いです。これは技術力だけでなく、つくっている人たちの努力の表れだと思います。だから、私たちの製品であるプラントも、どこでジャパン・クオリティを発揮していけばいいのか、常に考えながら仕事をしていく必要があるのではないでしょうか。