第76回びわ湖毎日マラソン大会
第76回びわ湖毎日マラソン大会
場所:滋賀県大津市
選手:松村選手 ・岩田選手・佐藤選手・井上選手・山下選手
2021年2月28日(日曜)、今回で最後の開催となった「第76回びわ湖毎日マラソン大会」が滋賀県大津市の皇子山陸上競技場をスタート/ゴールとするコースにおいて開催されました。
1.レース概要
絶好のコンディションの中、レースは大集団で序盤から日本記録更新のハイペースで進みました。
重工勢は井上選手が先頭集団で、第2集団以降で山下・佐藤・岩田・松村の4選手がレースを進めました。
今回、好調な仕上がりだった井上選手は、25km過ぎにペースメーカーより前に出て抜け出る積極的な走りを見せましたが、その後独走できずじりじりとペースを落とす苦しい展開になりました。しかし、それでも最後まで粘って自己記録を更新して4位入賞する健闘を見せました。
中盤まで第2集団でレースを進めた山下選手は、従来の初マラソン日本記録(2時間8分12秒)を破る好記録でゴール、ラストランの佐藤選手は自己記録を大きく更新する大健闘の走りを見せました。
また、序盤に第2集団から遅れ苦しい走りとなった岩田選手は後半粘りの走りで順位を上げてゴール、昨年無念の途中棄権だった松村選手も堅実な 走りで現役最後のレースを締めくくりました。
2.大会結果
スタート時の気象コンディション 天候:曇り、気温: 7 ℃、風:微風
順位 | 選手 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 鈴木 健吾 | 2時間04分56秒 | 富士通・日本新 |
2 | 土方 英和 | 2時間06分26秒 | Honda |
3 | 細谷 恭平 | 2時間06分35秒 | 黒崎播磨 |
4 | 井上 大仁 | 2時間06分47秒 | 入賞、 自己新(7秒更新) |
18 | 山下 一貴 | 2時間08分10秒 | 初マラソン日本歴代3位 |
53 | 佐藤 歩 | 2時間10分56秒 | 自己新(1分41秒更新) |
76 | 岩田 勇治 | 2時間13分16秒 | |
156 | 松村 康平 | 2時間18分44秒 |
3.選手コメント
井上選手
良い練習と気象条件に恵まれたレースでしたので、優勝を狙って思い切って勝負しましたが、チャンスを掴むことができませんでした。しかし、準備も含めまだまだやれるという実感を得ましたので、次こそは日本記録更新に向け鍛え直していきたいと思います。
山下選手
今回、初めてマラソンを走らせていただきました。目標としていた 2時間10分切りを達成することができ、悪くない結果だったと思います。次回走る時はさらに良いタイムで走れるよう練習を積んでいきたいと思います。応援ありがとうございました。
佐藤選手
今回、最後のレースでやり切る事ができたと思います。11年間たくさんの方々のサポートとご声援のおかげでやってこれました。本当にありがとうございます。そしてたくさんのチャンスを与えてくれた監督に感謝しています。
岩田選手
応援ありがとうございました。前半から思う様に体が動かず早々に集団から遅れてしまい苦しい結果となってしまいました。この一年自分の走りの感覚を掴めず結果を残す事が出来ませんでしたが、また体と気持ちを作り来年度に向けて取り組んでいきます。
松村選手
選手としてのラストレースは悔しいものでしたが、ここまでやってこれたのは様々な人の応援があったからだと強く感じるレースでした。本当にありがとうございました。これからはコーチとして日本一を目指していきますので改めてよろしくお願いします。
4.黒木監督コメント
いつもマラソン部の応援ありがとうございます。
最後のびわ湖毎日マラソンとなりましたが、それに相応しいレースとなりました。
日本記録も2 時間4分台となり、日本の男子マラソン全体のレベルが一気に引き上がって来ています。
我々、マラソン部も遅れをとらぬようチームの意識をしっかりと引き上げて戦っていきたいと思いますので、引き続き応援、宜しくお願い致します。
また、このレースがラストランとなりました松村、佐藤ですが、苦しい時代からよくチームをここまでよく引っ張ってくれたと思います。また、職場の皆様の支えがありこれまで頑張ってこれたと思います。次のステージでも走り同様、粘り強く頑張って欲しいと思います。
5.事務局より
今年度の大会は、これで全て終了となりました。
4月から新人2人が加入し、新体制のもとでトラックレースのシーズンに入ります。
引き続き三菱重工マラソン部へのご声援をよろしくお願い致します。