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モータ駆動(商用電源使用)運転の取り扱いに関するお願い

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菱重コールドチェーン(株)
サービス本部

平素は弊社製品をご愛用賜り厚く御礼申し上げます。今般、広く輸送用冷凍ユニットについて、商用電源に接続したモータ駆動運転の誤った取り扱いを発端としてトラブルにつながる可能性が報告されております。

冷凍ユニットは商用電源の接続を運転開始時に自動検知して、エンジン駆動とモータ駆動の切換を行いますが、サブエンジン式冷凍ユニットTU85、100SAシリーズにはモータ駆動時、停電による積荷事故を防ぐ目的で「停電時のエンジン駆動自動切換えバックアップ」機能が備えられています。

長く安全にご使用いただき、また、重大事故の発生を防止するために、モータ駆動運転について改めてご案内をさせていただく次第です。日々の業務での使用、また点検や整備の際には、取扱説明書をもとに実施しているものと存じますが、改めてご確認いただきますよう、再度お願い申し上げます。

1. 取扱説明書に記載しています「5 運転方法」の「動力の切換方法」を再度お読みいただき、遵守をお願いいたします。
2. 商用電源を冷凍ユニットに接続した状態では、エンジンは駆動しません。モータ駆動になります。
3. 「ユーザ設定モード」の「停電時のエンジン駆動自動切換えバックアップ」は、出荷時はOFFに設定されておりますが、お客様がONに設定した場合、モータ駆動運転中に外部電源が切れたのを検知した時にエンジン運転を自動で行います。
4. 国土交通省の「自動車渡船構造基準」により、船舶内ではエンジンスイッチを切るよう定められています。
「停電時のエンジン駆動自動切換えバックアップ」はOFFに設定して下さい。
ご不明な点がございましたら、最寄りの弊社サービスセンターにお問い合わせいただきますよう、お願い申し上げます。

以上