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- コンパクトでありながら高い冷凍性能と環境性能を低GWP *1 冷媒及び高効率モーターで実現
- ドライバーの運転中作業負荷を低減するフルドット液晶キャビンコントローラを採用
菱重コールドチェーン株式会社(本社:東京都千代田区)は低環境負荷、高い架装適合性、優れた操作性・視認性を実現したサブエンジン式輸送用冷凍機「TU100SC/TU100SB」シリーズを発売します。
開発・製造は三菱重工サーマルシステムズ株式会社で、新冷媒を採用した標準1室モデルのTU100SCに加え、荷室を2~3室に分割し異なる温度に調節可能なTU100SC multi及び中温輸送に適したTU85SCをシリーズとしてラインアップします。シリーズのそれぞれに、現行冷媒(R404A)を踏襲したTU100SBも同時ラインアップします。
「TU100SC/TU100SB」シリーズは室外ユニットの風路の最適化及び熱交換器の大型化により、冷凍能力はクラス最大の10,700W(TU100SBの場合)を発揮します。
地球環境負荷低減のために、現行冷媒対比GWP *1 が約1/2の新冷媒(R452A)を採用するとともに、スタンバイ駆動用モーターにはIE3(プレミアム効率)モーターを搭載しました。
キャビンでのコントローラ操作性視認性向上のために、フルドット液晶キャビンコントローラを提供し、大型文字の日本語表示で庫内温度、設定温度を標準1室モデルはもちろん2~3室の温度を同時に表示するmultiモデルにおいても、瞬時に確認できるとともに、プリセット機能やファンクションスイッチを搭載してドライバーの負担を低減しています。
近年トラックの厳しい排出ガス規制適合のために架装スペースが狭小化・複雑化しても容易に取付可能とすべく、コンデンシングユニット外形寸法は1589(左側取り付け用は1689)x609x695mm、重量は435kgと軽量コンパクト性を実現しています。
菱重コールドチェーンと三菱重工サーマルシステムズは、今後も高い冷凍性能を発揮しながら、地球環境とドライバーにやさしい輸送用冷凍機をお客様に提供することにより、豊かで持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
- 1GWPはGlobal Warming Potentialの略。CO2を1とした係数で、値が小さいほど環境性に優れます。