オーバーホール修理
過酷な運用環境で使用される戦車等戦闘車両、そのライフサイクルは数十年
ライフサイクルの中間で「オーバーホール」を実施し、新車と同等な機能・性能を復元させます。
長年使用された戦車等戦闘車両は、経年劣化、摩耗等により故障の発生率が高くなります。
千歳事業所にて検査、分解、復元など技術とノウハウを駆使してオーバーホール・修理を実施しています。
オーバーホールまでの主な流れ
オーバーホール車両は全国から千歳事業所に集結されます
- 年間
- 数十両
の戦闘車両がオーバーホールされます。
求められる技術・技能
車両の総合性能を熟知した点検技術
- 専用検査器による車体・砲塔システムの機能確認
再使用、修理、交換を判断するための正確な点検計測技術
- 非破壊検査(マイクロスコープ・磁粉探傷・浸透探傷)による微細亀裂確認
- 三次元測定機による精密寸法測定
主要コンポーネントの調整運転技術
- 機能、性能確保
- 五感を働かせた異常チェック
車両総合性能を熟知した品質担当者による完成検査
再使用部品を傷めない分解技術
- 各部品の取り外し手順、専用治具等を定め作業を標準化
長年の経験と技能に裏付けされた高度な修理技術
- 特殊鋼から軽合金まで対応できる溶接技術
- 車両全体の主要寸法条件を確保しながら、変形・歪みを修正
再使用、修理、交換部品を組み合わせた組立、調整技術
- 部品(装置)の機能、性能確保
主要コンポーネントの調整運転技術
- 機能、性能確保
- 五感を働かせた異常チェック