解析・シミュレーション
解析・シミュレーションで得られる結果の精度は解析対象や使用環境を正しくモデル化できるかに依存します。
当社の強みは、長年にわたって培ってきた、航空宇宙機の解析・評価実績に基づくノウハウを活用し、解析・シミュレーションを行っていることです。
表は横にスライドしてご覧いただけます。
分野 | 主な使用ツール |
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強度解析 振動解析 |
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流体解析 燃焼・伝熱解析 |
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制御系解析 シミュレーション |
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その他 |
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強度解析
航空機の強度解析
飛行速度、急旋回、上昇、離着陸などの飛行条件において部位毎の最も厳しい条件を設定し、強度解析を行うことで部位の板厚、材質などの形状特性を決定していきます。
振動解析
ロケットの振動解析
ミッション毎に飛行中のロケット機体の振動モード、機体各部の振動加速度や周波数を算出し、機体各部や搭載ペイロード(衛星等)に加わる荷重を評価しています。
機体の強度余裕や搭載ペイロードへの負荷を事前に把握することが、安全・確実なロケットの打ち上げにつながっています。
ロケット飛行時の振動解析の例
流体解析
燃料配管内の流体解析
ロケットに搭載する極低温の液体推進薬は、巨大なタンク内に保持され、複雑な形状の配管系を介して、エンジンへ供給されます。
この配管内の流れの状態を解析し、速度や圧力分布を算出することにより、無駄な圧力損失や過大な速度分布の無い最適な配管系の設計が可能となります。
- 本解析は解析能力向上のため、社内研究開発として仮想の配管モデルを構築し解析を行ったものです。
燃焼・伝熱解析
ロケットエンジンの燃焼解析
燃焼器の内部では燃料と酸化剤の蒸発や混合を伴った燃焼、燃焼ガスの超音速への加速など、流体の状態が複雑に変化します。
その流れ場の化学組成、温度、圧力、速度、等の状態を明らかにすることが、より高性能なロケットエンジンの開発につながっています。
制御系解析
ロケットの制御系解析
設計目標に定められた運動性能を満たす制御機能を設計します。舵面の応答性、可動範囲などを設定し、試験で設計結果を確認します。
シミュレーション
宇宙機の飛行シミュレーション
新しい機体の開発時に、機体コンセプト(目標運動性能、機体の規模など)を検討する目的で種々の条件でシミュレーションを行いコンセプトを固めたり、試験を行なう前に設計結果が正しいことをシミュレーションにより確認します。
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