MESHIP
~省エネにより初期投資を短期に回収~
MESHIP 「M ITSUBISHI E NERGY S AVING H YBRID I NVERTER P UMP 」
冷却海水ポンプ・インバータ駆動装置 [特許取得済]
三菱重工業(株)神戸造船所はエムイーシーエンジニアリングサービス(株)と共同で、インバータ駆動装置と制御装置(以下MESHIPと呼称)を開発しました。
この装置は、主機負荷等の状態により温調弁の開度レベルの開度目標値を設定し、温調弁開度が設定値となるように熱交換器への冷却海水ポンプの流量を、モータの回転数制御で調整します。
商品化への加速を目論みMHIマリンエンジニアリング(株)を販売窓口とし、省エネにより初期投資を短期間に回収できるため、船主や造船所へ販売中です。
主な特徴
- 主機のCCS (Central Cooling System) を採用している装置に適用します。
- 非適用船に比べて、大幅な省エネを可能にします。
- 冷却海水ポンプは最適な電力で運転されます。
- 船内消費電力の削減が得られます。
- インバータ駆動装置の簡単な装備で実現可能です。
- 新造船だけでなく就航船にも取り付けることができます。
(特許出願中)
インバータ駆動装置による投資効果
- インバータ駆動装置の省エネ効果は、運航海域や主機負荷により大きく変動します。
- 設計海水温度より温度が低い海域での運航や主機負荷の低い運航の場合、大きな省エネ効果を発揮します。
- 既就航船にて、日本~ペルシャ湾の航海で約80%の省エネ効果を確認しています。
- この実証試験を通じて、初期投資を短期間で回収可能です。
- 年間の削減費用は、燃料価格と省エネ率により決まります。
機器構成
求める機能・システムに合わせ、高品質のインバータ駆動装置を提案
主機負荷などの状態により温調弁の開度レベルの開度目標値を設定し、温調弁開度が設定値となるよ うに熱交換器への冷却海水ポンプの流量をモータの回転数制御により調整することで、省エネを実現。
電気構成
基本構成図