組込みシステム技術

組込みシステム技術
組込みシステム技術

さまざまな機器に組込まれ、その制御やデータ処理を行うソフトウェアには、PCなどで動く一般的なソフトウェアとは違い、特有の難しい技術が要求されます。

いうまでもなく機器の制御やデータ処理は、現実世界の様々な状況の変化に合わせてリアルタイムに実行しなければなりません。同時に並行して動く複数の処理を組み合わせて、同じデバイスを取り合うような競合状態を避けつつ、必要な時間内に一連の処理が終わるように、CPUや関連するデバイスの動作を注意深く設計(スケジューリング)する必要があります。

また、人工衛星のデータ処理装置に搭載されるソフトウェアのように、厳しい環境の中で動作する機器も多く、CPUやメモリといったリソースの消費を最小限に抑えることも必要になります。

ここでは、機器を構成するそれぞれのハードウェアの知識、機器間の通信プロトコルの知識、実環境における動作状況を模擬して検証を行う技術など、私たちがこれまでの様々な開発で培ってきた知識と経験が活かされています。