ロータリ(R-1E)
ロータリR-1Eは、炉内ガス温度が比較的低温の場所で使用されます。
優れた操作機構と耐熱、耐食性に優れた噴射管を採用し、狭い場所にも取り付けられるコンパクトタイプで、しかも強力な除煤効果が得られると同時に、保守が容易です。
特長
1.据付けが簡単
本体は、炉壁に取り付けられた支持装置にスプリングを介して吊り下げるため、ボイラの伸縮に対し自由に追従できる構造で、取り付け、取り外しが簡単にできます。
2.合理的な除煤
ヘッドバルブの開閉はカムによって行うため、任意の噴射角度に設定可能です。据付後であっても、カムを取り替えることで、本体をボイラから外すことなく、容易に噴射角度の変更が可能です。
3.耐久性の優れたヘッドバルブ
フレキシビリティーを持たせたバルブステムを採用すると共にシート部にはステライトを肉盛りし、シール性及び耐久性に優れたヘッドバルブとしました。
4.耐久性のある噴射管
常時炉内に設置される噴射管には、高度な耐熱性、耐食性が要求されます。
当社は、石炭焚ボイラからごみ焼却炉向までの豊富な納入実績を基に、炉内条件に対し適切な噴射管の材質を選定しています。
5.簡単なメンテナンス
構造が簡単で給油箇所も少なく、耐久性に優れているため、メンテナンスが簡単で維持が容易です。
6.屋外設置形
屋内外問わず設置可能なよう屋外形を標準としました。
7.簡単な外部配線
端子箱の設置により配線を簡単にしました。
作動
起動信号により、電動機が回転すると多孔ノズルを有する噴射管はゆっくり1回転します。
噴射は、任意の角度だけ行うことができ、始動と同時に噴射管は回転しながら噴射し始め、あらかじめ定められた角度だけ噴射を行い、噴射管はさらに回転を続け、1回転したところで停止し、作動は終了します。
構造
外形寸法
本型式のスーツブロワには、この他、空動式(R-1A)、手動式(R-1)も製作しています。