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株式会社名門大洋フェリー殿向けNo.3ゲート可動橋
可動橋(サイドランプウェイ)全景
株式会社名門大洋フェリー殿新門司港の車輌荷役設備として、No.3ゲート(フェリー右舷船尾側)が2015年8月末に完工しました。
船尾のNo.2ゲート(最大車輌重量50t)に次ぐサイドランプ式可動橋で車輌重量は最大40t、大型車輌他一般車輛に至るまで同時荷役が可能です。
- 最大車輌重量:40t
最小通行幅:4,800mm
対象車輌:トラック、トレーラ、乗用車及び単車
照明灯:LED
昇降装置:押上式油圧シリンダー 車輛片荷保持
起倒装置(フラップ):油圧シリンダー 船体動揺追従方式
操作室:可動橋体設置
フェリー接舷
昇降用油圧シリンダーは下部押上げ式で左右のガイドフレームだけで従来の門構がない非常にシンプルな構造で安全性も十分に配慮しています。
可動橋本体に操作室を設置していますので、フェリーへの脱着もスムーズに行えます。
各油圧シリンダーを駆動する油圧ユニットが可動橋横の油圧ユニット室に設置されていますので、保守メンテナンスも容易に行えます。
- 昇降用油圧シリンダー:定格11MPa 車輌保持時(最大):31MPa
トレーラ走行
駐車場の有効スペースを考慮して、本船から見て大きく右側に90度近く滑らかにカーブさせ、コンクリートスロープ部を含めて全長約100mの大型可動橋です。
走行路は、滑り止め角鋼とマリンブルー(青色)のノンスリップ塗装を施しています。
- 車輌滑り止め:角鋼+滑り止め塗装
株式会社名門大洋フェリー殿向けNo.1ゲート人動橋
人道橋全景
株式会社名門大洋フェリー殿新門司港のターミナルビルが新築され、それに伴ってNo.1ゲート(バリアフリー人道橋)も2015年8月末に完工しました。
昇降用油圧シリンダーは下部押上げ式で非常にシンプルな構造で安全性にも十分に配慮しています。
俯仰・伸縮・旋回・起倒(フラップ)装置は油圧式で船体動揺に追従するフリー機構を採用していますので、船体動揺に追従する安全な通路を形成しています。
各油圧シリンダーを駆動する油圧ユニットが可動橋横の油圧ユニット室に設置されていますので保守メンテナンスも容易です。
- 仕様:バリアフリー規準に適合
設計荷重:350kgf/m²
昇降・伸縮・旋回・俯仰装置:油圧シリンダー 船体動揺追従フリー機構
照明灯:LED
操作室:スロープ先端部設置
フェリー接舷
スロープ先端横に操作室を配置し昇降・伸縮・旋回・起倒(フラップの上下)の本船脱着操作が容易です。
人道橋勾配は、バリアフリー規準をクリアーし全ての乗下船のお客様が容易に通行できるように、手摺及び点字ブロックを設置し人にやさしい設計としています。
- 昇降ストローク:約5.3m
伸縮ストローク:2m
旋回ストローク:0.8m
バリアフリー内部通路
新しいターミナルビルとフェリーとは、思い出に残る船旅を誘うバリアフリー通路で繋がっています。
明るい色調の内装とLED照明で快適な歩行空間となっています。
スロープ床面は防滑性の高い床材を採用し安心して通行できます。
- 全長:28m
通路高さ:2.4m
手すり内幅:1.84m
床面:ノンスリップシート
合資会社福山海運殿向け「フェリーよなくに」船舶コンサルタント業務完工
福山海運殿より、造船所決定用入札仕様書作成、造船所決定後の船舶コンサルタント業務を完工しました。海上試運転では諸性能に関して高い評価を頂き、居住区設備もイメージにマッチした船舶建造ができたと好評で、与那国島民の生活航路船として活躍中です。
萩海運有限会社殿向け可動橋及び乗下船用タラップ年次点検整備工事
2015年10月、萩海運有限会社殿より発注の可動橋及び乗下船用タラップ年次点検工事を完工しました。本工事は、萩港、見島本村港、見島宇津港、大島港の可動橋を点検整備するもので、今回より大島港を除く3港の乗下船用タラップ(2013年納入)の点検整備も作業に含まれることとなりました。作業内容のボリュームアップと可動橋を稼動しながらの点検作業は、工程上悩ましいものがありましたが、夜間作業を取り入れることで工程の組立を行いました。作業期間中荒天に遭いましたが、無事故無災害で工事を遂行することが出来ました。今後もお客様の信頼獲得を目指し、精進して参ります。