企業情報
社長挨拶
当社は、高速増殖炉(FBR)の開発と設計を担うエンジニアリング会社として2007年に設立され、同年7月から事業を開始し、これまでに三菱グループが蓄積してきた原子力関連事業の実績等に基づき、日本におけるFBR開発に貢献してきました。
原子力発電は、再生可能エネルギーが増大する中、天候に依らない大規模安定電源としてエネルギー安定供給を支えるとともに、化石燃料依存の低減によりエネルギー安全保障の改善に資することができます。エネルギー資源に乏しい日本においてはエネルギーの多様性確保と自給率向上に向けた不断の取組みが不可欠であり、なかでもエネルギー自給率の向上については、資源面と技術面の両面において自立していることが重要です。
FBRの実用化により、原子力発電所の使用済燃料をリサイクルして自国のエネルギー資源として有効活用することが可能となり、自国の技術力によってエネルギーの自給率を高めることができます。
さらに、FBRは使用済燃料に含まれる放射性廃棄物の減容化や有害度の低減が可能であり、原子力発電にかかる環境負荷の低減に寄与します。
当社は、FBRの実用化を目指して引き続き関係各所と連携協力を図りつつ、FBR開発を推進することで、エネルギー安定供給や脱炭素で社会に貢献し、SDGs達成の一翼を担うことを目指してまいります。
会社概要
社名 | 三菱FBRシステムズ株式会社 |
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所在地 | 東京都港区芝五丁目33番11号 |
取締役社長 | 山岸 誠 |
事業開始日 | 2007年7月1日 |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | 高速炉の研究開発、設計、エンジニアリング |
所在地
【本社】
住所: | 〒108-8015 東京都港区芝5-33-11 |
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アクセス: |
【交通機関】 |
【神戸エンジニアリングセンター】
住所: | 〒652-8585 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1-1-1 三菱重工業(株)神戸造船所内 |
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アクセス: |
【交通機関】 |
組織図
設立の経緯
当社は三菱重工業株式会社が高速増殖炉(FBR)開発の中核企業として選定されたことを受け、FBRの研究開発やデザイン・エンジニアリングを担う、日本で唯一の会社として、2007年7月1日から事業を開始しました。
2006年12月27日
「高速増殖炉サイクル実証プロセスの円滑移行に関する五者協議会(文部科学省、経済産業省、日本原子力研究開発機構、電気事業連合会、日本電機工業会)」はナトリウム冷却高速増殖炉(FBR)の研究開発体制についての方針(注)を決定。
- 明確な責任体制の下で効率的にFBR開発を実施できるよう、中核企業1社に責任と権限及びエンジニアリング機能を集中する。
- 中核企業は、FBR開発会社を設立し、エンジニアリングの一括実施とメーカー等への発注を行う。
2007年4月18日
公募の結果、文部科学省、経済産業省、電気事業連合会及び日本原子力研究開発機構は、三菱重工業株式会社を今後のFBR開発を明確な責任体制の下で効率的に推進するための中核企業として選定。
2007年7月1日
FBR開発を専業として行う新法人「三菱FBRシステムズ株式会社(MFBR)」が事業を開始。
社是
- 高速増殖炉開発を通じて、社会の発展と人類の豊かな未来に貢献する。
- 世界的視野で技術開発にチャレンジし、次世代のエネルギー確保と環境保全に貢献する。
- 経営の透明性確保と積極的な情報発信で、社会との信頼関係を築く。
経営理念
- 安全性・信頼性・経済性のあるFBRプラント概念を構築すると共に、国際協力を通じて我国FBR技術の世界標準化を目指す。
- 適正な品質マネジメントシステムの構築と継続的改善により、社会と 顧客の信頼及び満足が得られる高品質の製品を提供する。
- コンプライアンス指針を遵守し、良識ある企業活動を実践することにより、社会的責任を果たす。
三菱重工グループ・グローバル行動基準
三菱重工グループのグローバル行動基準をご紹介します。