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三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC)の「古紙利用汚泥燃料化システム」が、一般社団法人日本産業機械工業会主催の第44回優秀環境装置表彰において、日本産業機械工業会会長賞を受賞しました。
「古紙利用汚泥燃料化システム」は、汚水処理施設等の生物処理で日々発生する余剰汚泥に、リサイクル市場で流通する地域回収古紙を解繊後、脱水補助剤として混合し、スクリュープレス型脱水機で自燃域の含水率70%以下まで脱水(助燃剤化)する資源化技術です。本システムは、低動力のスクリュープレス型脱水機と自然循環に適し、費用対効果の大きい地域回収古紙を脱水補助剤として組み合わせることで、資源化(助燃剤化・堆肥化)への適用が可能となります。
本システムを導入した汚泥再生処理センターでは、脱水汚泥の含水率は安定的に自燃域の70%以下まで低減し、脱水汚泥の発生量は従来比50%以下にまで減少しました。電気使用量においても従来比約30%の低減を実現しました。
今回の受賞を励みとして、当社はこれからも循環型社会の形成及び環境保全に貢献できる技術を提供してまいります。
広報担当窓口:総務・人事部 総務グループ