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◆遠隔監視・運転支援などにおける情報セキュリティ対応の適格性をクラウドサービスまで含めて証明
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:野口 能弘、本社:横浜市西区)は、当社が開発・運用するプラント統合運用システム「MaiDAS®」について、情報セキュリティに関する国際的なマネジメント規格であるISO27001認証(ISMS認証)および 同認証を前提としたクラウドサービス向けのアドオン(追加)認証である ISO27017認証(ISMSクラウドセキュリティ認証)を同時に取得しました。とりわけISO27017認証の取得により、クラウドサービスまで含めて適切な情報セキュリティ対策のもと、廃棄物処理施設などにおける遠隔監視や運転支援といったサービスを、一層の安心とともにお客様やパートナーの皆様にご提供できることになりました。
MaiDAS®(マイダス:MHIEC AI Data Analysis System)は、当社および三菱重工グループで培ってきたシステム運用ノウハウと、深層学習などのAI技術、IoTなどネットワーク技術を融合させて開発したプラント統合運用システムです。柔軟な遠隔監視や高度な自動運転、スケーラブルなデータ分析、制御システムとつながっていない個別機器の状態把握など、ごみ焼却施設を始めとする各種プラントの運営に携わるお客様を統合的にサポートします。開発当初より、高度なセキュリティによってクラウドによる柔軟性を最大限に活用することを指向しており、従来の固定的な環境下でしか使えないといった殻を打ち破り、オフィス自席など自由な環境からアクセスでき、さまざまな利便性を享受できるのが特長です。
近年、DX活動の高度化などにともない、廃棄物処理施設を施工・納入するプラントメーカーの間でも、ネットワークを通して施設の遠隔監視・運転支援サービスを提供する事例が増加する一方、サイバー攻撃なども多様化・活発化し、情報セキュリティの重要性がますます高まっています。公共サービスの一環として、安定的にサービスを提供することが求められる廃棄物処理施設などにおいても、そうした攻撃から確実に防護できるシステムが求められており、組織として情報セキュリティに継続的に取り組むことが不可欠となるなか、ISO27001認証の取得事例も増えています。
今回、ISO27001に加えISO27017の両認証を取得したことにより、当社の情報セキュリティマネジメントシステムが国際規格に沿って運用されていることを証明することができました。特にISO27017認証取得により、お客様が直接利用可能なクラウドサービスまで含めた幅広い観点において、一つ一つの情報セキュリティへの取り組みが適格性を持って運用されていることが認められ、お客様やパートナーの皆様がさらに安心してアクセスできるようになったといえます。
今後もMHIECは、情報セキュリティ確保の取り組みを継続して維持・強化し、廃棄物処理施設の運営全体を効率化して、安全安心な社会の構築に貢献していきます。
ISO27001取得概要 | |
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登録範囲 |
MaiDAS®プラント統合運用システムの開発・運用・ |
適合規格 | ISO/IEC 27001:2022 JIS Q 27001:2023 |
登録番号 | ISO/IEC 27001 - 00047325 |
登録日 | 2024年12月15日 |
審査機関 | LRQAリミテッド |
ISO27017取得概要 | |
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登録範囲 | MaiDAS®プラント統合運用システムの開発・運用・ 保守業務に関する情報セキュリティマネジメント システム:適用宣言書 第1版 |
適合規格 | ISO/IEC 27017:2015 |
登録番号 | ISO/IEC 27017 - 00047326 |
登録日 | 2024年12月15日 |
審査機関 | LRQAリミテッド |
【本件に関する問い合わせ先】 総務部 総務グループ TEL:045-227-1280