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大栄環境株式会社三木リサイクルセンター向け「三木バイオマスファクトリー」を竣工

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◆処理能力440トン/日のストーカ式焼却炉、2023年10月より本稼働予定
◆地域から発生する廃木材や食品残さ等のバイオマス資源と廃棄物の混焼で高効率発電を行う

三木バイオマスファクトリー外観

三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:菱沼 隆之、本社:横浜市西区)は、このたび、大栄環境株式会社(社長:金子 文雄、本社:大阪府和泉市)より受注した三木リサイクルセンター(兵庫県三木市)におけるバイオマスと廃棄物の混焼施設「三木バイオマスファクトリー」を竣工しました。今後、6月からの試運転期間を経て、10月より本稼働を予定しています。

本施設は、地域から発生する廃木材や食品残さ等のバイオマス資源とさまざまな廃棄物を混焼するサーマルリサイクル施設です。処理能力220トン/日のストーカ式焼却炉※12基および発電設備で構成され、処理過程で発生する熱エネルギーを利用した高効率発電を行い、廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏を構築します。

三菱重工の環境装置分野における技術開発力と豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承したMHIECは、建設から運営に至る総合的ソリューション提案力を強みとしています。今後も廃棄物からの高効率なエネルギー回収を通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

       

施設の概要
施設名称 三木バイオマスファクトリー
施設所有者 大栄環境株式会社
設置場所 兵庫県三木市口吉川町吉祥寺字谷124番1 他
処理品目 汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動物系固定不要物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類、感染性廃棄物
発電能力 11,700kW
試運転予定 2023年6月
本稼働予定 2023年10月
三木バイオマスファクトリープロセスフロー図

三木バイオマスファクトリー プロセスフロー図

【本件に関する問い合わせ先】 総務部 総務グループ TEL:045-227-1280
 

  • 1ストーカ式焼却炉は、耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる炉で、一般廃棄物焼却炉の主流です。