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MHIEC、川崎市の一般廃棄物処理施設「橘処理センター」建て替え工事を完工
4月から本格稼働開始

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◆ ストーカ式焼却炉3基による処理能力600トン/日の焼却処理施設とミックスペーパー資源化処理施設で構成
◆ 廃棄物の持つエネルギーを有効に活用、処理過程で発生する熱エネルギーを利用して高効率発電を実施

橘処理センター

橘処理センター

三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:野口 能弘、本社:横浜市西区)は、2017年に川崎市から受注した一般廃棄物処理施設「橘処理センター」(川崎市高津区)の建て替え工事をこのほど完工しました。同センターは4月1日から本稼働を開始しています。

今回の建て替え工事は、既存設備の老朽化により実施されたものです。同センターは処理能力600トン/日(200トン/日のストーカ式焼却炉※3基)の焼却処理施設と、処理能力45トン/5時間のミックスペーパー資源化処理施設で構成されています。焼却処理施設は発電設備も有しており、廃棄物の持つエネルギーを有効に活用するため、処理過程で発生する熱エネルギーを利用して高効率発電を行うとともに、隣接する川崎市民プラザへの蒸気の供給も行います。

三菱重工の環境装置分野における技術開発力と豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承したMHIECは、建設から運営に至る総合的ソリューション提案力を強みとしています。今後も廃棄物からの高効率なエネルギー回収を通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

  • 1ストーカ式焼却炉は、耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる炉で、一般廃棄物焼却炉の主流です。


【施設概要】

焼却処理施設
処理能力 600トン/日(200トン/日×3炉)
処理方式 焼却方式(ストーカ式)
発電能力 14,100 kW
ミックスペーパー資源化処理施設
処理能力 45トン/5時間(22.5トン/5時間×2ライン)
処理方式 手選別、圧縮梱包方式


【本件に関する問い合わせ先】 総務部 総務グループ TEL:045-227-1280