患者様へのお願い
患者様と三菱神戸病院医療従事者とのより良い人間関係を築かせていただくために、患者様にも次の点につきましてご協力をお願いします。
- 患者様の症状などの情報については、正しくお伝えください。
- 医療従事者だけでは満足できる医療を提供出来ません。患者様と共に医療をすすめることをご理解ください。
- 三菱神戸病院医療従事者の説明が理解できない場合は、納得できるまでご質問ください。
- 三菱神戸病院内では冊子や掲示板などでお知らせしております病院の諸規定をお守りください。
- 他の患者様の診療に支障をきたすような行為は謹んでください。
宗教的理由による輸血拒否に関する基本方針
2016年12月9日
三菱神戸病院
当院では、宗教的理由から輸血による治療を拒否される患者様に対して、患者様ご自身の意思に配慮し、無輸血による治療手段の提供に努力することを原則としますが、救命手段として輸血が回避できない場合には、人命を最優先し、輸血治療を行う「相対的無輸血」の方針をとります。
治療に際しては、患者様及びご家族等の関係者にこの基本方針について十分な説明を行うとともに、理解と同意が得られるよう努めますが、どうしても同意が得られず、かつ、治療に時間的余裕がある場合には、他の医療機関での治療を勧奨します。
また、救急搬送時や入院中の病状の急変など時間的猶予がない緊急時は、救命を最優先とし、患者様及びご家族等の関係者の意思に関わりなく上記の相対的無輸血による治療を実施します。
なお、当院では患者様から提示される「免責証明書」等の絶対的無輸血治療に同意する文書には署名しません。
絶対的無輸血
患者の意思を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方。
相対的無輸血
患者の意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態に至った時には輸血を行うという立場・考え方。