過酷事故（シビアアクシデント）時のプラント挙動解析

シビアアクシデント（SA：Severe Accident）とは、設計基準事象を大幅に超える事象で、安全設計の評価上想定された手段では適切な炉心の冷却または核分裂反応の制御ができない状態となり、その結果、炉心の重大な損傷に至る事象です。

PWRにおけるSA時のプラント熱流動挙動、水素放出・移行挙動、FP（核分裂生成物）放出・移行挙動についての詳細解析を行っています。

下図はPWRでのSA時のプラント挙動及びSA緩和設備を示しており、SA緩和設備の作動により原子炉格納容器が破損せず過酷事故が収束することを解析で確認しています。