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米国SCEサンオノフレ原子力発電所に取替用蒸気発生器を2基納入

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 三菱重工業は、米国の電力会社サザン・カリフォルニア・エジソン社(Southern California Edison:SCE)のサンオノフレ原子力発電所(カリフォルニア州サンディエゴ)に、取替用の蒸気発生器(SG)2基を納入した。胴部の外径が最大約7m、重量は約580トン、伝熱管本数は約1万本で、国内向けの標準機種と比較してサイズ・重量で1.5倍以上、伝熱管本数で約3倍と世界最大級。2009年秋の定期検査時に2号機への据付工事が実施される。

【SCEサンオノフレ原子力発電所向け取替用SG】
 サンオノフレ原子力発電所はSCEが所有し、ロサンゼルスの南東約100kmに位置している。納入したSGは、国際入札を経て当社が2004年9月にSCEから受注し、神戸造船所で製作を行ってきたもの。1983年から運転している出力110万kW級の加圧水型軽水炉(PWR)に据え付けられる。

 SGはPWRプラントの中核的な機器で、原子炉で発生させた熱を1次冷却系(原子炉系)から2次冷却系(タービン系)に伝え、タービン駆動用の蒸気を発生させる重要な役割を持つ。PWRを構成する機器の中でも特に高い安全性と信頼性が求められるうえ、非常に高い設計・製造能力も要求され、国内ではPWRプラントを一貫して手掛けてきた当社だけが製造している。

 当社は北米・欧州向けを中心に、累計28基の取替用SGを受注しており、その技術・品質は海外でも高く評価されている。さらに国内での新設および取り替えの実績も含めたSGの受注累計は現在までに122基にのぼり、国内外のPWRプラントの長寿命化や、安全性・経済性の向上に貢献している。

 当社は今後も、PWRプラントの基本計画から設計・製作・検査・据付・試運転、アフターサービスまでを担う総合原子力プラントメーカーとして、これまで培ってきた技術力や豊富な実績を活かし、原子力機器の輸出商談に積極的に取り組んでいく方針である。

 

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Tags: 原子力,北米,パワードメイン
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