カーボンニュートラルへの取組み
サスティナブルで安全・安⼼・快適な社会の実現に向けて、世界のエネルギー問題を技術力で解決していくこと。
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エネルギーの供給側
エナジートランジション
Mission 1 既存インフラの脱炭素化
電力は、人々の暮らしや産業に必要不可欠であり、その安定供給と社会的コスト低減を両立させなければなりません。そのため、三菱重工グループは、既存の火力発電の脱炭素化と、カーボンフリーかつ大規模・安定電源である原子力発電の活用に取り組んでいきます。
Mission 2 水素エコシステムの実現
水素は自然界には存在しないため、製造コストが高く、輸送方法の確立とともに、貯蔵のためのインフラも必要となります。三菱重工グループは、これらの課題に対して、他社との提携も積極的に進め、水素利用のバリューチェーン構築を目指すとともに、世界各地の先進的プロジェクトへの参画も進めています。
Mission 3 CO2エコシステムの実現
カーボンニュートラル実現に向けては、CO2を回収、輸送、貯蔵、分配、転換利用といったバリューチェーンの構築が不可欠となります。三菱重工グループは、1990年に関西電力株式会社と共同で燃焼排ガスからのCO2回収技術の開発を開始し、現在では、米国で世界最大のCO2回収プロジェクトを実現するなど、CO2エコシステムを実現する技術開発に取り組んでいきます。
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エネルギーの需要側
社会インフラのスマート化
Mission 1 知能化物流システム
コロナ禍を契機にEコマースが急成長しております。三菱重工グループは、新コンセプトAGF(Automated Guided Forklift)を開発中であり、物流システムの知能化に向け、人と物流機器との円滑な連携に取組み、知能化物流システムを構築しています。
Mission 2 データセンタの脱炭素・省エネ
社会のデジタル化が急速に進展したことにより、データセンター需要が⼤幅に拡⼤しております。三菱重工グループは、各種プラントで培った高度な冷却技術を活用し、データセンター向けの電⼒機器・冷熱機のインフラ構築に貢献しています。
Mission 3 自動化モビリティを支えるインフラ
エネルギーの需要側における脱炭素・省エネの社会要請が高まっており、社会インフラのスマート化として、モビリティの自動化が進んでおります。三菱重工グループは、環境制御技術、デジタル・ツイン技術、監視・通信技術で自動化モビリティの開発を支援していきます。