データセンターの脱炭素化・省エネ化

[ 社会インフラのスマート化(電化・知能化) ]

データセンターが抱える課題

2022年の世界のデータセンター、人工知能、暗号通貨からの電力需要と2026年の予測(シナリオ別)

IoTデバイスの普及、リモートワークなどの働き方の変化、ChatGPTに代表されるAI(人工知能)の急速な普及により、社会全体のデジタル化はとどまるところを知りません。デジタル・トランスフォーメーションが加速する今、膨大なデータを処理・保存するサーバーが集約されるデータセンターは、デジタル社会を支える欠かせないインフラとなっています。

生成AIが急拡大する現在、求められているのは短期間でデータセンターを建設し、高密度化し、かつ安定・効率的に稼働させることです。

さらに、機械システムの自動化・自律化や遠隔医療がますます進化する昨今、サーバーの処理能力の向上や、レイテンシー回避のための高速化は必要不可欠です。これらに対応するために、クラウド型データセンターだけでなく、データが発生する現場でリアルタイムに高速・分散処理を行うことができるエッジ型データセンターのニーズも高まりを見せています。

こうした社会情勢に伴い最新のサーバーで構築されたデータセンターが次々に建設される一方で、サーバーの稼働や冷却に使われるデータセンターの消費電力も加速度的に高まっています。国際エネルギー機関(IEA)によると、データセンターにおける2022年の消費電力は460TWhですが、これがわずか4年後の2026年には、650TWh~1,050TWhにまで増加すると予想されています。この莫大な電力消費量は、脱炭素化への大きな課題になると同時に、電気使用における格差を生むリスクを孕んでいます。社会インフラと化したデータセンターには、高い信頼性と安全性をもって運用すると同時に、再生可能エネルギーの利用率向上などカーボンニュートラルへの対応、社会的コストを下げるための効率的な運用が求められています。

三菱重工グループの提供価値:ワンストップソリューション

三菱重工は社会課題の解決に貢献するために、長年にわたり電源、冷却、制御、電化のエンジニアリング技術を培ってきました。多くの実績と経験、知見に裏打ちされた技術や製品を組み合わせ、現代のデータセンターに最適化されたソリューションをワンストップで提供します。

具体的には、脱炭素化ニーズに応えつつ安定的な稼働を実現するオンサイトの電源供給、高出力化・高温化したGPU/CPUに対応する高度な冷却システム、最適化された運用を実現する統合制御システムにより、信頼性の高い、サステナブルなデータセンターを実現します。同時に、お客様のキャッシュフロー改善(資金調達からキャッシュインまでのリードタイム短縮、キャッシュイン増加及びキャッシュアウトの低減)にも貢献していきます。

お問い合わせ

製品・ソリューションについてのご相談はこちら