エンジニアリング事業

エンジニアリング業界は、設備の大型化・複雑化、契約形態や案件組成の多様化等、近年事業環境が大きく変わってきています。三菱重工グループはこうした複雑で難易度が高まるグローバル市場において、化学プラント、交通システム、環境設備品等に関する様々な問題や課題をエンジニアリングの力で解決します。
当社の強みである大型案件の豊富な実績や、三菱重工グループの「ものづくり」で培った高度な技術や総合研究所のR&D機能を、エンジニアリング事業に活用しています。

事業領域

事業領域

EPC (Engineering・Procurement・Construction)

プロジェクトの計画段階から完成にいたるまでのすべてのフェーズにおいて、全体と細部を統合的に把握・管理するプロジェクトマネージャーの一貫した統括のもとでプロジェクト体制が敷かれており、QCD (Quality:品質・Cost:コスト・Delivery:納期) 及びプロジェクトリスクを重点管理し、お客様の要求に対応すべく最適なプロジェクト運営を実施しています。EPCプロジェクトでの豊富な実績の中で培ったプロジェクトマネジメント力、そしてそれらを纏め上げる経験豊富な人材、優れたシステム、強力なネットワークを駆使しながら、プロジェクトリスクのタイムリーなモニタリングと早期対応化など、プロジェクト遂行能力の更なる強化を図っています。
品質マネジメントは、客観的な立場から品質管理・検査を独立して行うシステムをとり、当社が手がけるプロジェクトの信頼性を磐石なものとしています。
また、社会・人類の持続的発展に必要不可欠な環境保全を推進すべく、HSE (安全・衛生・環境) を経営の最重要課題のひとつと位置づけ、国際的な要求・手段に則り遂行しています。

O&M (Operation & Maintenance)

プロジェクトの完成後も、LTSA(Long Term Service Agreement)の提供、O&M (Operation & Maintenance) の一括請負や、各種改造工事 (稼働率向上、能力増強、効率改善等) の提案等、納入したプラントや交通システムがトラブルなく安全かつ効率的に稼動できるよう様々なアフターサービスを提供しています。また、IoTや遠隔監視といった最先端のテクノロジーを用いたデータ分析により、予兆診断やメンテナンスサイクルの最適化といった、お客様に更なる付加価値を提供する新分野にも積極的に取り組んでいます。

事業投資

化学製品の製造など収益性の高い事業への投資に取り組んでいます。EPC、O&Mに豊富な知見を持つ当社が案件組成段階からプロジェクトに参画することで事業の収益性にとって最も重要な稼働率への信頼性を高めるとともに、出資者としてO&Mへより深く関与し、そこで得た知見をフィードバックすることにより、コア事業であるEPCとO&Mの更なる強化を図ります。