Press Information

メキシコ連邦電力庁から地熱発電プラントを受注

Print

 三菱重工業は、三菱商事と共同で、メキシコ連邦電力庁(Comision Federal de Electricidad:CFE、本庁:メキシコシティ)からロス・アスフレス(Los Azufres)III 発電所向け地熱発電プラントをフルターンキー契約で受注した。出力は5万kWで、完成は2014年12月の予定。これにより、当社の同国向け地熱発電プラントの受注は累計12基となる。

セロ・プリエト発電所に納入済みの<br/>地熱発電蒸気タービン発電機
 今回の地熱発電プラントは、首都メキシコシティから西方250kmに位置するミチョアカン(Michoacan)州ロス・アスフレスに建設するもの。プロジェクトでは当社が蒸気タービンなどの主要機器および補機の設計・製作・調達・据付・土建工事を担当。発電機は三菱電機が供給する。

 CFEは同国政府(エネルギー省)管轄の下、発電・送電・配電サービスを提供する国営電力公社で、火力、水力、原子力、地熱、風力などの多様な発電プラントを保有する。当社との関係も深く、当社は出力換算で約3割の発電設備をCFEに納入している。

 世界第5位の地熱資源を保有するメキシコに対し当社はこれまで、今回のロス・アスフレス発電所向けに5基の地熱発電プラントを納入しているほか、セロ・プリエト(Cerro Prieto)発電所向けに6基を納入している。新プラントは、これら既設プラントとともに、着実な経済成長が予想される同国の旺盛な電力需要を支えることとなる。

 地熱発電は、地中深くに存在するマグマ溜まりの熱水を蒸気のかたちで取り出し、タービンを回して発電するもの。太陽光発電や風力発電などのように天候に影響されることがなく、CO2排出量が極めて少ないクリーン発電として、期待を集めている。

 当社は世界13ヵ国から100基超の地熱発電プラントを受注しているこの分野のリーディング・カンパニー。当社納入の設備容量(約301万kW)は世界の地熱発電設備容量の約3割に達するが、当社は今後も、これらの実績と技術力をテコに、地球温暖化防止に貢献する地熱発電設備の受注活動を積極的に展開していく。
製品ページ

 


mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: