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V164-8.0MWが風力発電・単機発電量の世界記録を達成

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三菱重工業とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の洋上風力発電設備専業合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は、定格出力8,000kWの風力発電試験機である「V164-8.0MW」プロトタイプ機を用いて、24時間で19万2,000kWhの発電を記録しました。1基の風力発電設備が1日に達成した発電量としては世界最高で、V164-8.0MWの優れた性能を証明したものといえます。

【「V164-8.0MW」プロトタイプ機】
 V164-8.0MWは現在、型式認定取得を目指している世界最大の風力発電設備です。今回の世界記録は、デンマーク北部ウスタイル(Østerild)試験場において、10月6日から7日にかけての24時間に実施された陸上実証運転で達成されたもので、その発電量は、同試験場近郊の都市ティステッド(Thisted)の1日の電力需要を賄うに十分なものとなりました。
 なお、この発電データは、ウスタイル試験場を所有するデンマーク技術大学(Denmark’s Technical University:DTU)により計測されたものです。

 MHIヴェスタスのJens Tommerup(イェンス・トムラップ)CEOは、次のように述べました。「今回の記録は、V164-8.0MWの能力が十分に発揮された結果であり、技術の質の高さを裏打ちするとともに、試験チームの技能の高さを示すものです。設備は2014年1月に設置し、その後、90%の稼働率で運転されています。今後も、型式認定取得に向けて、引き続き発電設備の性能データの収集を行っていきます」。
□V164-8.0MW仕様
  • 定格出力:8,000kW
  • 翼長:80m
  • 受風面積:21,124m2
  • ナセル体格:全長24m×全幅12m×全高7.5m
  • ナセル重量:約390t
  • ハブ高:約105m(プロトタイプ140m)
  • 全高:約187m(プロトタイプ220m)

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