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三菱重工業とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の洋上風力発電設備専業合弁会社であるMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIヴェスタス)は、世界有数の洋上風力発電デベロッパーであるDONG Energyから、英国リバプール湾沖Burbo Bank洋上風力発電拡張プロジェクト向けに、世界最大の出力(8,000kW)を誇る画期的な洋上風力発電設備V164-8.0MWを32基受注しました。商用機の受注は今回が初めてです。
同プロジェクト向けの風車ブレードは、英国南岸沖ワイト島のMHIヴェスタス工場で生産します。同工場は、今後の英国での洋上風力発電プロジェクトにも引き続き対応できる量産能力を持つ初めてのブレード工場です。
Burbo Bank洋上風力発電拡張プロジェクトは、完成すれば約20万世帯の電力需要に対応するのに十分な発電が行えるようになるものです。
今回の受注には、機器供給、据付、試運転、ならびに5年間の保守・サービス契約が含まれます。据付は2016年の初めに開始され、試運転は2017年に完了する見込みです。タービンの仮組み立ては北アイルランドのベルファストで行う予定です。
MHIヴェスタスのJens Tommerup(イェンス・トムラップ)CEOは、同社および英国の風力発電産業にとって節目となるこの受注について、次のように述べています。
「V164-8.0MWの商用機の初受注は非常に喜ばしいことです。この風車は、洋上風力発電のコスト削減に寄与する当社の主力機種です。DONG Energyは、同機の開発とテストに密接に関わっており、今回の発表は、世界有数の洋上発電デベロッパーが当社とV164-8.0MWに高い信頼を寄せていることを示しています」。
トムラップCEOはまた、ワイト島の工場について次のように話しています。
「今後の英国の洋上発電プロジェクトに対応できるブレード量産能力を持つのは、当社が初めてです。Burbo Bank拡張プロジェクト向けの80メートルのブレードは、早ければ2015年第2四半期にも量産開始となる予定です」。
DONG EnergyのSamuel Leupold(サミュエル・リューポルド)取締役副社長は次のように述べています。
「Burbo Bank拡張ウィンドファームを建設できることになり、感に堪えません。MHIヴェスタスのV164-8MW機を導入することは、洋上風力発電コストを削減するうえで重要であり、より効率的に発電できる大型風車が、我々の大きな目標を実現するためには大切な要素なのです」。
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