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三菱重工マリタイムシステムズ、弓削商船高等専門学校向け練習船の命名・進水式を実施 29年ぶりとなる4代目の新練習船「弓削丸」

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◆ 進水後、岸壁での艤装工事などを経て2024年3月に引き渡された後、学生の航海実習や運航、海洋に関する調査研究、教育・地域支援活動などに従事予定
◆ 現「弓削丸」(3代目)に引き続き、2代続けて玉野にて建造

「弓削丸」命名・進水式の様子

「弓削丸」命名・進水式の様子

三菱重工グループの三菱重工マリタイムシステムズ株式会社(社長:調枝 和則、本社:岡山県玉野市、以下、三菱重工マリタイムシステムズ)は6日、独立行政法人国立高等専門学校機構 弓削商船高等専門学校(愛媛県越智郡上島町、以下、弓削商船高等専門学校)向け練習船の命名・進水式を玉野本社工場で行いました。「弓削丸」と名付けられた本船は今後、岸壁での艤装工事、試運転などを経て2024年3月に引き渡された後、学生の航海実習や運航、海洋に関する調査研究、地域での社会貢献、海事思想普及に向けたさまざまな教育・地域支援活動などに従事する予定です。

弓削商船高等専門学校の練習船として4代目に当たる本船は、1994年に玉野で建造された現「弓削丸」(3代目)の代替船として29年ぶりに建造される新造船で、2代続けて玉野での建造になります。

本船の内部は、セキュリティーを考慮しつつ快適性を追求した女子学生専用エリアの他、弓削商船高等専門学校が掲げるダイバーシティ尊重の理念に基づき、誰もがスムーズに乗船できる通行設備を備えています。また、災害時における船外給水、給電、支援物資輸送、十分な衛生設備を含む居住設備提供および船舶型携帯電話基地局といった災害支援船としての機能も有しています。

さらに、船舶と学校を結ぶ船陸間通信装置を搭載したことで、航海計器情報、カメラ画像情報、船内の各種運転状況を陸上へリアルタイムに配信でき、造水装置など一部の船内機器については陸上からの遠隔操作も行えます。これらの機能により、船上での操船実習や機器操縦実習を陸上の学校施設側で同時受講することも可能となり、優秀な海技士を養成するための最新鋭の教育環境を提供できます。

三菱重工マリタイムシステムズは、三菱重工グループとのシナジーにより一層強固となった海洋分野における開発力・設計力を活用し、次世代の海技士教育や災害時支援に資する船舶を建造することで、お客様とともに社会の進歩に貢献していきます。

■弓削丸の主要目

船主 独立行政法人国立高等専門学校機構 弓削商船高等専門学校
全長 約56.34 m
全幅 約10.6 m
深さ 約5.8 m
総トン数 約370トン
定員 60名
航海速力 12.5 ノット

Tags: 命名・進水式,船舶
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長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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