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次世代のエナジーストレージ技術を有する 米国エレメントエナジー社に出資およびMOU締結

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◆ 安全性と効率を向上させるエレメントエナジー社の次世代エナジーストレージ技術を、当社製品・技術と融合
◆ 当社グループの技術とサプライチェーンを強化し、電力需要家にとって経済的合理性のある電源システムを供給

三菱重工業は、米国統括拠点である米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)を通じ、次世代のエナジーストレージ技術を有する米国のスタートアップ企業・エレメントエナジー社(Element Energy, Inc.、本社:カリフォルニア州)に出資をしました。併せて、当社の製品・技術とエレメントエナジー社の製品・技術を融合し、ビハインド・ザ・メーター(注)向けに経済的合理性のある電源システムの提供を目指すMOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結しました。

2019年に米国シリコンバレーで設立されたエレメントエナジー社は、独自のハードウェアと制御アルゴリズムを開発し、新品および中古蓄電池の安全性と使用効率の向上に取り組んでいます。現在、米国で技術検証のパイロットプロジェクトを進めており、2024年初頭にコミッショニングを完了する予定です。パイロットプロジェクトを通じて必要なデータを取得し、UL認証規格(UL9540,1974)を取得の上、商用化を進める計画です。

2040年にカーボンニュートラルの実現を目指す三菱重工グループは、革新的技術を有するさまざまなパートナーへの資本参加や協業を行いながら、脱炭素社会実現に貢献する事業構築に取り組んでいます。今回の出資を通じ、当社グループが有する技術とサプライチェーンを強化し、世界中の電力需要家に経済的合理性のある電源システムソリューションを提供することで、エネルギー価格の上昇と変動といった顧客の課題解決に貢献していきます。

  • 電力メーターから需要家側である電力を消費する設備領域のことで、主に太陽光パネル、蓄電池、自家用発電機などの設備が含まれます。
中古蓄電池搭載の次世代エナジーストレージシステム(エレメントエナジー社提供)

中古蓄電池搭載の次世代エナジーストレージシステム(エレメントエナジー社提供)

エレメントエナジー社について
カリフォルニア州メンローパークに本社を置くエレメントエナジー社は、次世代のエナジーストレージ技術を有する企業です。同社は、独自のハードウェアおよびソフトウェアアルゴリズムを使用して、大規模な蓄電池システムの安全性および経済性を向上させています。同社は、独自技術を新品および中古蓄電池に適用することでEVアプリケーションに対して幅広くソリューションを提供することを目指しています。同社の株主には、世界的に有名な再生可能エネルギー技術サプライヤー、アセットオーナー、開発者、投資家が含まれています。エレメントエナジー社の詳細については、ElementEnergy.comをご覧ください。


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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