LNG / Floating LNG
液化天然ガス(LNG)プラント
全世界的に地球温暖化や環境問題に対する関心が高まる中、石油・石炭に比べ環境負荷の低い(CO2排出量の少ない)エネルギーである天然ガスの需要増加に伴い、LNG液化プラントへの注目が集まっています。また、当初は約100万トン/年であったプラントの生産能力も現在では780万トン/年まで達しており、プラント内で使用される各種プロセスガスコンプレッサの容量も増加傾向にあります。一方、未活用ガス田の有効利用を目的とした、中小型LNG液化プラントの開発にも関心が高まりつつあります。
LNG液化プラントでは、ガス田から送られてくる天然ガスから液状成分(コンデンセート)を分離し、その後、酸性ガス(硫化水素・二酸化炭素)除去設備、水銀除去設備、脱水設備、NGL分離設備を経由して、液化設備で天然ガスを液化し、LNGタンクに貯蔵されます。
近年、陸上でのLNGプラントに加え、洋上での中規模ガス田開発に使われるFloating LNG (F-LNG)の技術が開発されています。
当社では、これらのガス処理・液化過程において使用される各種プロセスガスコンプレッサ及び駆動機を提供して、ガス化社会の基盤整備に貢献しております。