パイプライン / Gas strage

パイプラインコンプレッサは井戸元から発電所又は大都市の消費地まで天然ガスを効率良く圧送する為に設置されるものです。
当社が納入した約3000kmにわたる南米でのパイプラインには、200kmごとに十数ヵ所の無人コンプレッサステーションが設置されています。
この為、故障の無い高い信頼性、季節並びに時間帯による変化に柔軟に対応できる広い運転範囲のコンプレッサが要求されます。

ガスパイプライン用コンプレッサ

ロシア国内のパイプラインステーションで、ガスの搬送に用いられるコンプレッサです。最終搬送先へ到達するまでに,必要となる圧力が変わるため,それぞれのステーションの必要能力に合わせたコンプレッサを約50台納入しています。

特徴

  1. 高効率3次元インペラーの適用:効率アップでCO2排出量削減
  2. ドライガスシールの適用:メンテナンス性を向上
  3. スワールキャンセラー・オーバーハングダンパーの適用:長期連続運転での安定性の向上
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ガスパイプライン用コンプレッサ

パイプラインコンプレッサと駆動用ガスタービン

パイプラインコンプレッサは、搬送されるガスを燃料としても使用するため、駆動機としてガスタービンが多く採用されます。
表1に示すように、当社では4~25MWガスタービンに対応できるコンプレッサをシリーズ化しています。
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パイプラインコンプレッサと駆動用ガスタービン
■表1 パイプラインコンプレッサ標準仕様
コンプレッサモデル 3V 4V 5V 7V
運転 最高回転数(rpm) 14000 10000 9000 7100
適用ガスタービン動力(MW) 4.0 6.3/10 12 16/25