役員からのメッセージ 原子力担当

取締役執行役員 中原 隆(原子力担当)

取締役執行役員 中原 隆(原子力担当)

先輩、同僚と切磋琢磨しながら新しい技術分野にもどんどんチャレンジしたいという人、大歓迎です。

原子力事業について

三菱重工グループでは、原子力発電プラントや核燃料サイクル施設の設計・製造、原子力施設の廃止措置や将来に向けた技術開発まで、原子力事業のあらゆる分野を手掛けています。
原子力発電プラントで生み出される電力は、脱炭素社会の実現やエネルギーセキュリティ対策の切り札として重要な準国産エネルギーであり、安全性の確保を前提に今後も活用することが期待されています。
当社は原子力事業における設計・解析業務を一貫して担っており、エンジニアリングの力で日本のエネルギー問題の解決に挑んでいます。

原子力事業の魅力

役員からのメッセージ

原子力発電は、1970年代のオイルショックを契機に電源の多様化を図るため導入が進められてきました。当時中学生だった私も将来のエネルギー源として原子力の重要性を知り、原子力エンジニアの道に進みました。
原子力発電プラントは、強靭なコンクリート構造物の中に、地震や高温高圧にも耐える配管や機器、毛細血管のように張り巡らされたケーブル、最先端の電子機器などが設置された巨大なプラントです。そのため、携わっている多くのエンジニアの専門知識や技術力を結集しなければ完成させることは出来ません。原子力事業では、力を合わせて一つのプラントや設備を作り上げる達成感やモノづくりの醍醐味を味わえることが魅力だと思います。

求める社員像

当社のエンジニアに求められるのは、原子力や機械、化学、材料、建築、電気、情報などの幅広い工学系の知識です。なお、原子力特有の専門知識は業務を通じて習得することが出来るので必須ではありません。しかし、設計する製品には高い安全性と信頼性が求められるため、技術に対する『誠実さ』を持っていることがとても重要だと考えます。互いの意見を尊重しながら、自らの意思で新たなことにチャレンジできる方を求めています。

今後の展望

国内では三菱重工グループが手掛けた多くの原子力発電所が安全性向上対策を経て再稼働を果たしています。今後、安定電源の確保や脱炭素化への貢献を目的として、安全性を更に高めた次世代軽水炉の実用化を目指すと共に、将来の多様なニーズに応えるため、軽水小型炉や高温ガス炉、高速炉などを開発します。
当社も、これらのプラントの設計・解析業務に積極的に携わって行きます。

就職活動中の皆さんに送るメッセージ

コロナ禍の中、学生時代を過ごされた皆さんは大変苦労が多かったと思います。しかし、その代わりに、『レジリエンス』と言われる「変化に柔軟に対抗し、逆境を吸収し、⾶躍的な成⻑につなげる力」が向上していると思います。将来が見通せない中ですが、本当にやりたいことは何かを今一度考え、次のステージへ飛躍するために頑張ってください。
当社でもそのお手伝いが出来ると思います。一緒にお仕事が出来ることを楽しみにしています。