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M501G型ガスタービン6基と長期メンテナンス契約を受注

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 三菱重工業は、米国の電力会社であるジョージア・パワー社(Georgia Power)から、同社がジョージア州スミュルナ市に保有するジャック・マクドノフ(Jack McDonough)発電所向けM501G型ガスタービン6基(うち、2基はオプション)を受注し、併せて、長期メンテナンス契約も締結した。当社原動機事業の米国営業拠点であるMPSA(Mitsubishi Power Systems Americas, Inc.)を通じて受注したもので、天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の中核機器として、総計252万kWの高効率な電力供給を支えることになる。

 今回のM501G型ガスタービンは、1系列84万kWのGTCC 3系列に設置されるもの。各系列はそれぞれ、ガスタービン2基、排熱ボイラー2基、蒸気タービン1基で構成される。運転開始は2011年2月(1系列)、同6月(2系列)、2012年6月(3系列、オプション)の予定。
 当社はガスタービンを製作・供給するだけでなく、ガスタービンおよび関連機器の設置・試運転を支援する。また、運転開始後は、長期メンテナンス契約に基づき、GTCC発電設備の保守・管理に当たる。

 ジョージア・パワー社は、米国最大級の電力会社であるサザン・カンパニー(Southern Company)傘下の最有力企業で、ジョージア州ほぼ全域の約230万世帯に電力を供給している。

 M501G型ガスタービンは、世界最大級の出力・効率を誇る1,500℃級(タービン入り口温度)の60Hz用ガスタービン。これまで長く培ったガスタービンの技術をベースに、最新の空力/冷却設計技術や耐熱材料技術を融合して更なる大容量、高効率を達成、また、G型ガスタービンの特徴である蒸気冷却式燃焼器を採用して、NOx(窒素酸化物)排出の削減も実現した。すでに国内外で約40台の受注実績を持つ。

 GTCC発電設備は、ガスタービンにより発電を行い、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電する方式。従来火力プラントと比較して約20%高い効率を実現するなど、省エネルギーや環境保全にも大きく貢献する。ガス価格の高騰などにより、更なる発電効率の向上が要求されていることから、当社は今後も、その中核機器となる、世界最大級の出力・効率を誇るG型ガスタービンの営業を積極的に展開していく。

 


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