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三菱重工業は、1日午前9時30分から東京・港区の品川インターシティホールにおいて平成20年度の入社式を行った。本日から当社の一員として社会人生活のスタートを切った新入社員に対し、大宮英明社長が、ものづくり会社のトップとして、また社会人の一先輩として、当社社員としての心構えを示すとともに、自らの経験を踏まえた激励のことばを贈って、若い社会人たちの今後の活躍に強い期待を表明した。
<社長挨拶要旨>
【当社の存在価値-CIステートメント】
○「Dramatic Technologies ~この星に、たしかな未来を。~」
このCIステートメントには、当社の技術により、全地球規模のニーズに応え、人びとがずっと安心して豊かな生活を営むことができる確かな未来を提供するという、我々の決意が込められている。「ものづくり企業」としての責任と自覚を持ち、当社の事業によって、人びとの夢や願いをかなえ、感動を与えていく、という気概を持って、社会の期待に応えていかなければならない。その際の行動指針となるのが社是である。
【社員として目指すべき姿】(社是より)
○「顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する」
お客さまの視点に立って、技術力と組織力を活かし、不断の努力を積み重ねて、社会の進歩に貢献していくことが「ものづくり企業」の基本である。
○「誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする」
社会の信用が何より重要であり、社員一人ひとりが業務の透明性を高め、コンプライアンスの徹底をはかって、社会的責任を積極的に果たしていかなければならない。
○「世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める」
当社の技術とノウハウを世界に向けて発信し、グローバルな視点で物事を見極め、技術立国日本の一翼を担っていくことが当社の使命であり、全社員一丸となって取り組む課題である。
【業務に携るに当たっての心構え】
○「ものづくりの本質を理解する」
ものづくりとは、材料を加工し、組立て、製品として仕上げて市場へ送り出すことであり、「ものの形」を変えていくことで価値を高める行為である。もう一つの大事なことは、その前段階にある「情報の形」の変換作業であり、お客様の要望を製品の仕様として確定し、これをものの形を変える作業へと繋げていかなければならない。この「情報」と「もの」の形の変換を、いかに早く、確実に行えるかが、ものづくり会社の優劣を決定する。したがって、すべての部門がこの一点に協力していくことが極めて大事となる。
○「技術は決してだませない」
自然法則はいわば神の摂理。手を抜くと必ず綻びが出るものであり、絶対にだませない。「ものづくり」は、このことを常に念頭に置き、誠実に一生懸命取り組むことによってのみ達成できる。若さあふれる皆さんの情熱で、「ものづくり」を通じ、この星の未来を私たちと共に切り開いてもらいたい。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
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