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エンジン式フォークリフト「GRENDiA」68機種をモデルチェンジ

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 三菱重工業は、荷役性能1.0~3.5トンのエンジン式フォークリフト「GRENDiA(グリンディア)」シリーズ全68機種を、9月1日から実施の新排ガス規制(国内特殊自動車排出ガス平成19年規制)に適合させてモデルチェンジし、7月1日から発売する。環境負荷の低減に貢献するだけでなく、安全性と効率的な荷役作業サポート機能も向上させた。価格は217万9,000円~444万9,000円(価格はメーカー希望価格、税込み)。

【GRENDiA(ディーゼルエンジン車)FD25】
 今回のモデルチェンジでは、新排ガス規制への適合に加え、このクラスのエンジン車において高まる、環境負荷の低減や安全性の向上に対するニーズに応え、機能を向上させたのが特徴。従来車に加えて以下の機能が新しく追加される。

 環境負荷の低減では、全車新排ガス規制への適合に加え、ディーゼルエンジン車は黒煙排出量を50%以上低減(1トンクラス)。ガソリンエンジン車は全車電子制御式エンジン+三元触媒マフラーを標準装備しNOx(窒素酸化物)とHC(炭化水素)排出量を約99%低減(対従来キャブレター仕様車)した。これらにより有害物質の大幅な削減と、低燃費・高出力による作業効率の改善を両立している。

 安全性の向上では、デジタル式スピードメーターを標準装備(一部機種を除く)。また、スピードオーバー警報機能も標準装備した。オプションでオペレーターID認識による車両管理システムも導入できる。

 また、効率的な荷役作業をサポートする機能ではTMS(車両管理システム)を活用し、稼働状況の正確な把握を可能にしているほか、車両の稼働状態とメンテナンス費用を総合的に分析し、最適な車両提案を行うFMS(フリートマネージメントサービス)による維持費低減サポートも提供する。独自の稼働分析・提案でお客様へのソリューション提供を行い、物流効率の改善に寄与する。

 「GRENDiA」シリーズは、2003年6月にデビュー。安全面においては、未然の事故防止に貢献する機能として、オペレーターが着座していない際の荷役操作、動力による走行を停止するIPS(Integrated Presence System=マスト・走行インターロック機能)を業界でいち早く採用。

 また、エンジンオイルの交換、可動部への給脂インターバルを200時間から500時間に延長することで廃油量を60%低減してきた。

 今回のモデルチェンジでは、こうした安全・環境面での製品ニーズをさらに高いレベルで実現。当社は新モデル投入でさらに激化する小型フォークリフト市場に積極的な営業を展開し、シェア拡大とお客様満足の向上に努めていく。

 

     主な機種のメーカー希望小売価格                
                                                       (単位:千円)  

商品

機種名

ミッション

価格

ガソリンエンジン式
フォークリフト (1.5トン)

FGE15

ダイレクト

2,433

ディーゼルエンジン式
フォークリフト (2.5トン3.5トン)

FD25

トルコン

3,305

FD35A

トルコン

4,449

                (価格はメーカー希望価格、消費税込み)


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