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コミュニケーションロボットwakamaru異業種連携を拡大

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 三菱重工業は、人型コミュニケーションロボット「wakamaru」の市場開拓に向け、異業種企業との連携を拡大する。音声認識能力に優れるなど、wakamaruの特長をプラットフォームにして、専門パートナーの協力を得、活躍の場を増やすことで、パートナーロボット需要の裾野を広げていくのが狙い。手始めに大手玩具メーカーのバンダイや電子機器メーカー、広告代理店、児童用遊具卸売などと連携する。10月11~13日に横浜市のパシフィコ横浜で開かれるパートナーロボット博覧会「ROBO_JAPAN 2008」では、遠隔操作などを取り入れた実演を、エンターテインメント分野での協業成果として公開する。

 wakamaruは2003年初めに登場。身長100cmで、複数のセンサーや音声・画像処理機能を内蔵し、相手に視線を合わせて簡単な会話を行う。安全で手軽に導入できる高い完成度が大きな特長。連携拡大により、ユーザーニーズの発掘や活躍の場を広げるアプリケーション開発につなげる。

 バンダイとの連携は、ロボット商品の企画・製作・販売に関する将来的な協業が目的。wakamaruのハードウェアにとらわれず、様々なロボットビジネスの可能性を模索していく。博覧会では、バンダイの自分で組み立てられる遠隔操作式ホームロボット「ネットタンサー」とwakamaruとを組み合わせた実演を行う。
 電子機器の旭光電機株式会社(神戸市中央区)とは、同社が産学連携で開発した、人体の動きを遠隔操作で伝えるマスタスレーブ・ウェアラブルコントローラースーツ「FST(Flexible Sensor Tube)」との協同展示を行う。来場者がFSTを装着して様々に動作すると、その動きにwakamaruが連動し、楽しく操作体験ができる。
 広告代理店の株式会社伸和エージェンシー(大阪市西区)とは大規模ショッピングセンター市場向けのアプリケーション、遊具卸売の株式会社チャイルド社(東京都杉並区)とは幼稚園市場向けのアプリケーションの実用化に取り組んでおり,その成果をパネル等で紹介する。

 wakamaruは業務ユース向け販売に加え、昨年からはレンタルも開始。レンタル業のダイワラクダ工業株式会社(大阪市西区)や人材派遣のピープルスタッフ株式会社(名古屋市中区)と提携し、企業や病院での受付・案内や、各種イベントで活躍している。当社はwakamaruの“生みの親”として、本体の高機能化に力を注ぎ、異業種連携の拡大により“育ての親”を増やしていく。

wakamaru

旭光電機㈱
ウェアラブルコントローラースーツ「FST  03」

営業窓口:神戸造船所ITS事業ユニット


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三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

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