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wakamaruを活用した理科教室を山口県下関市で実施

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 三菱重工業は24日、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、当社の人型コミュニケーションロボット「wakamaru」を活用した“出前”方式の理科教室を山口県の下関市立江浦(えのうら)小学校で開催する。理科離れが懸念される子供たちに科学技術やものづくりの魅力を知ってもらうのが狙いで、これを第一弾として今後、本社・事業所がある東京、横浜、名古屋、栗東、神戸、高砂、三原、広島など全国各地で同様の活動を展開していく。

 今回の理科教室は、2007年7月に制定した当社CSR行動指針※の一つである“次世代育成への貢献”に沿った活動。昨年、wakamaruを活用して大阪と静岡で実施した“出前理科教育”が好評を博したのを受けて広く展開するもので、子供たちは、ロボットに触ったり、対話したりして、wakamaruの持つ音声・顔認識機能のしくみや、自動的に充電を行うメカニズムなどを学習、併せて、ロボットの今後の可能性などについて考える。

 wakamaruは身長100cmでほぼ幼児並みの大きさ。愛らしく親しみのあふれる顔・ボディに、複数のセンサーや画像処理機能を内蔵し、空間を自律走行しながら人を検知するだけでなく、相手に視線を合わせながら音声を認識して簡単な会話を行う。また、天気予報や最新ニュースなど各種情報の提供も可能。
 このような特徴・機能を活かし、愛・地球博(愛知万博)をはじめとする多数の国内外イベントや企業・病院で、受付・案内、展示物の紹介、舞台出演などの役割を果たしている。

 当社は今後も、事業所を構える地域を中心に、このような理科教室を順次実施していく方針。来年度以降は、wakamaruだけでなく、フォークリフトなどの産業・運搬機械から宇宙ロケット関連まで、当社が取り組む多様な製品・技術を題材として、若い世代に科学技術への夢を育んでもらえるような、ものづくり企業ならではの取り組みを継続していく。

 当社はこれまでもCSRを経営の基軸として、地域貢献と次世代育成の観点を重視した多様な社会貢献活動に取り組んできたが、今後も、全社あるいは事業所単位で、このような活動を一層積極的に推進していく。

※ 当社のCSR行動指針は「地球との絆」、「社会との絆」、「次世代への架け橋」の3本柱からなり、地球環境を守り、社会との信頼関係を築き、次世代を担う人の育成に貢献していくことを強く謳っている。

 担当窓口:CSR推進室

 

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