Press Information

エンジン式フォークリフト「GRENDiA EX」10機種を新発売

Print

 三菱重工業は、新たな排ガス規制に適合する、荷役性能3.5~5.5トンのエンジン式フォークリフト「GRENDiA EX(グリンディアEX)」シリーズ全10機種を6月15日に発売する。従来機の高い耐久性や整備性を継承しつつクラストップレベルの環境性能を達成、併せて、安全性と効率的な荷役作業サポート機能を向上させたフルモデルチェンジ車。競争が激しい小型車市場に投入して積極的な拡販をはかっていく。価格は482万~699万円(メーカー希望価格・税込み)。

【GRENDiA EX(FD55NT)】
 GRENDiA EXシリーズは、堅牢な車両設計、強靭な作業能力、自在な操作性能に一層磨きをかける一方、多様な機能を新たに付加することで、このクラスのエンジン車に要求される環境負荷の低減、安全性・効率性・メンテナンス性の向上などを実現したのが特長。

 このうち、環境負荷の低減では、新排ガス規制(国内特殊自動車排出ガス2008年規制:ディーゼル車、2007年規制:ガソリン車)をクリアして、窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)などの有害物質の排出を大幅に削減、ディーゼル車については黒煙排出量もさらに低減した。また、ディーゼル、ガソリン両車とも低燃費・高出力を実現して作業効率を大きく改善している。

 安全性の向上では、危険を未然に回避する当社独自の安全機構をさらにパワーアップしたIPS2(Integrated Presence System 2:マスト走行インターロック機能)を標準装備して、オペレーターの離席時にマスト/走行をロックするだけでなく、パーキングブレーキが自動的に作動、誤動作やブレーキのかけ忘れを防止する。さらに、デジタル式スピードメーターやスピードオーバー警報機能も標準装備、オプションでオペレーターID認識による車両管理システムも導入可能。

 また、効率的な荷役作業をサポートする独自のソリューションを提供できるのもポイント。具体的には、車両個々の稼働状況の正確な把握を可能とする車両管理システム(TMS)と、現場の規模や作業に応じて最適な車両運用を提案するフリートマネジメントシステム(FMS)の機能で、経済的かつ効率的な荷役作業に貢献する。

 メンテナンス面では、可動部への給脂やエンジンオイルの交換サイクルを200時間から500時間に延長して廃油量を60%低減させ、休車時間の短縮やランニングコストを大きく改善した。
 また、高速走行からの前進/後進切り替え時に車速を自動的にスローダウンする、フレックスコントロール付きトランスミッションを新たに開発し、パワーラインの耐久性も向上した。
 さらに、湿式ブレーキと組み合わせることで従来にないスムーズな切り返しや方向転換を可能にした。

 当社は、多様な市場ニーズを高いレベルで実現したこの新モデル車投入を機にさらに積極的な営業を展開、小型フォークリフト市場でのシェア拡大と顧客満足の向上に努めていく。

 主要機種のメーカー希望小売価格
                                           
(単位:千円)
 

商品

機種名

ミッション

価格

ガソリンエンジン式

フォークリフト(3.5トン)

FG35NT

トルコン     

  4,828

ディーゼルエンジン式

フォークリフト(3.5トン、5トン)

FD35NT

トルコン

 4,996

FD50NT

トルコン

   6,658

     (価格はメーカー希望価格、消費税込み)

担当窓口:汎用機・特車事業本部
販売会社:ニチユMHIフォークリフト株式会社

 

製品ページ

mission_net_zero

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。

詳しくは: