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2009 CSRレポート(社会・環境報告書)を発行

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 三菱重工業は、CSR(企業の社会的責任)を経営の基軸として、人と未来のために「ものづくり」企業としての使命を果たしていく姿勢を打ち出した『2009 CSRレポート(社会・環境報告書)』を25日に発行した。技術に立脚した企業である当社が、その先進の技術を駆使することで世界のインフラストラクチャー(社会・産業基幹施設)の礎を築き、全地球規模で人々の夢や願いがかなう確かな未来づくりに貢献していく強い決意を改めて示したもの。

 2009 CSRレポートは、巻頭のトップコミットメントと、当社の「CSR行動指針」に基づく「地球との絆」、「社会との絆」、「次世代への架け橋」の3つのテーマに沿った特集を中心に構成されている。

 このうち、大宮英明社長によるトップコミットメントでは、「世界は現在、深刻な景気後退に見舞われ」ているが、「長期的に見れば『人と地球の未来に役立つ製品』は必要とされ続ける」はずだとして、「『ものづくり』を自らの生業(なりわい)」とする当社は今後も、エコエナジー(エコロジー+エコノミー+エネルギー)製品など、社会・経済インフラストラクチャーに資する技術と製品を世界に供給することで「地球規模でエネルギー・環境問題の解決に貢献していく」考えを表明している。

 特集「地球との絆」では、石炭火力の省エネ化・高効率化を実現する石炭ガス化複合発電(IGCC)や、風力、太陽光、地熱をはじめとする自然エネルギー利用などを例示しつつ、エネルギー・環境問題の解決に向けた当社の取り組みを解説。また、「社会との絆」では、環境負荷の低減と地域社会の発展に寄与する当社の多様な新交通システム事業を、「次世代への架け橋」では、子供たちにものづくりの魅力を伝えることを目的に当社が全国の小中学校で展開しているユニークな理科教室をそれぞれ紹介している。

 このほか、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、環境マネジメント、環境会計、化学物質管理など、CSR推進のために果たすべき当社の責任と行動について現状を報告する一方、顧客、株主・投資家、サプライヤー、従業員、地域・社会など、多様なステークホルダーに配慮した諸活動についても詳細にレポートしている。 

CSRレポートの発行は今回で6度目、前身の「環境報告書」から数えれば9度目で、株主をはじめ、報道各社、官公庁、主要大学、企業などへ配布する。当社ホームページ(http://www.mhi.co.jp)にも掲載し、一般希望者にも配布する。

 

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