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三菱重工業は、LED(発光ダイオード)を用いて印刷の大幅な省エネを実現するLED-UV乾燥システムの販売を、6月30日に開始した。印刷機械メーカーとしてのノウハウを駆使して菊全判サイズの大型枚葉印刷機(DIAMONDシリーズ)に対応させるとともに、枚葉両面印刷機(タンデムパーフェクター)への搭載も業界で初めて実現した。これにより、従来のUV乾燥システム(ランプ方式)に比べ電力消費量70~80%の削減を実現する。
UV印刷は、紫外線硬化型のインキで印刷する際に、紫外線を照射することで瞬時に硬化・乾燥させる印刷システム。印刷後の乾燥時間が不要で直ちに後工程へ回せるため、短納期が可能な印刷システムとして市場が拡大している。しかし、その一方で、これまでのランプ方式は電力消費量が大きく、特別な受電設備や排気ダクトなどの付帯設備が必要なことが普及のネックとなっていた。
今回のLED-UV乾燥システムは、光源を従来のランプからLEDに代えることで、この難点を解消したもの。
LED-UV乾燥システムは、消費電力を大幅に低減するだけでなく、数多くの優れた特長を持つ。具体的には、UVランプを使用した場合に生じるオゾンの発生がなく排気ダクトが不要で環境に優しい。また、付帯設備がコンパクト、発熱が少量であるためフィルムなどの印刷資材や印刷機への熱影響が少ない、瞬時に点灯・消灯が可能で作業上の待ち時間が短縮できる(UVランプでは再点灯に約4分必要)、長寿命(UVランプの約15倍)でランプ交換頻度を大幅に減らすことが可能、などのメリットがある。
特に、印刷後の乾燥時間が不要で後工程へ直結できる特性は、1回で両面の印刷が可能で高い生産性を誇るタンデムパーフェクターに搭載した場合、一層優れた効果を発揮する。
ただ、LED-UVランプは従来のUVランプに較べてUV光線が弱いため、乾燥装置を印刷マシンのどの位置に、どのような方法で取り付けるかが、極めて重要となる。当社は、豊富な経験とノウハウおよび総合的先進技術力をフルに活用して、独自の機構を有するタンデムパーフェクターへの適用も含め、通常の印刷におけるLED-UV印刷システムの実用化を達成した。
当社は今後も顧客の様々なオペレーションやノウハウを把握し、印刷現場の問題を解決していくことで、エコロジーと生産性向上を両立させるこの新しいLED-UV印刷システムの販売拡大に取り組んでいく。
今回のLED-UV乾燥システムは、光源を従来のランプからLEDに代えることで、この難点を解消したもの。
LED-UV乾燥システムは、消費電力を大幅に低減するだけでなく、数多くの優れた特長を持つ。具体的には、UVランプを使用した場合に生じるオゾンの発生がなく排気ダクトが不要で環境に優しい。また、付帯設備がコンパクト、発熱が少量であるためフィルムなどの印刷資材や印刷機への熱影響が少ない、瞬時に点灯・消灯が可能で作業上の待ち時間が短縮できる(UVランプでは再点灯に約4分必要)、長寿命(UVランプの約15倍)でランプ交換頻度を大幅に減らすことが可能、などのメリットがある。
特に、印刷後の乾燥時間が不要で後工程へ直結できる特性は、1回で両面の印刷が可能で高い生産性を誇るタンデムパーフェクターに搭載した場合、一層優れた効果を発揮する。
ただ、LED-UVランプは従来のUVランプに較べてUV光線が弱いため、乾燥装置を印刷マシンのどの位置に、どのような方法で取り付けるかが、極めて重要となる。当社は、豊富な経験とノウハウおよび総合的先進技術力をフルに活用して、独自の機構を有するタンデムパーフェクターへの適用も含め、通常の印刷におけるLED-UV印刷システムの実用化を達成した。
当社は今後も顧客の様々なオペレーションやノウハウを把握し、印刷現場の問題を解決していくことで、エコロジーと生産性向上を両立させるこの新しいLED-UV印刷システムの販売拡大に取り組んでいく。
Tags: 産業機械,アジア,I&Iドメイン
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